【原神】逃亡先は異世界だった【ヒロアカ】 (ページ3)

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家ページ3

？「そーいえば、おねーさんの名前聞いてなかったね！」

『ミハエラ。シャリアでもええよ。』

？「シャリアが名字？」

『シャリアは逃亡用に作った偽名なんよ。』

？「逃亡…？」

ミハエラは、彼女に逃亡するまでの経緯を簡単に説明した。

？「じゃあ、ミハ姉は神様なんだ！？ちょーヤバいね…」

　「あ、私の名前は大金百合子！15歳ね！ゆりぴって呼んでねっ」

自己紹介を終えると、百合子はミハエラの手を引っ張って歩き出した。

『ゆ、ゆりぴ…？どこ向かってるん…？』

百合子「私の家ー！ミハ姉の家が無いなら私とルームシェアしよ！」

初対面のやつにそこまで良くするなんて、危機感が無いな。
ミハエラはそう思いながら、大人しく着いて行った。

百合子宅＿

『貴族みたいな家に住んでるんやねぇ。』

百合子「そうかなー？実家の方がちょーデカいよ？」

　「私さー、此処で一人暮らししてるからちょっと寂しいんだよね」

　「だからさっ、ミハ姉と一緒に住めたらなぁって！」

『そこまで言うてくれるんなら、お邪魔しよか。』

百合子「やったー！ミハ姉サイコー！」

それからミハエラは、百合子に家を案内され、部屋を与えられた。
部屋の家具達は、城の家具には到底及ばない物だが、良い品ばかりだった。
足りない物は明日買いに行こう、と、百合子は言った。

百合子「てか、ミハ姉スマホ持ってる？」

『スマホ？』

百合子「んーなんか、メッセージとか電話とかできるやつ。」

『スマホは分からんけど、アーカーシャなら知っとるよ。』

百合子「アーカーシャ…？まぁ、いいや。持ってないってことね。」

　「それも明日買いに行こ！」

　「洋服は明後日買いに行く？東京にオススメの店があるんだよねー！」

『…百合子、アカデミーとか行ってへんの？』

アカデミーとは、教育機関のことであり、エクラピアにもいくつか建てられていた。
百合子は、自分のことを15歳と言っていた。
それはアカデミーに通える年頃だ。
それに、この家に連れて来られる時にもそのような建物がいくつか建っていた。
それなのにも関わらず、時間を自由に使う彼女をミハエラは疑問に思った。

百合子「アカデミー…何それ？」

頭にハテナを浮かべながら、スマホで“アカデミー”と検索する百合子。
検索結果を見て理解した彼女は、意気揚々に「春休みなんだよね！」と言った。