個性把握テスト ページ16
『あ。』
「あ゛！？」
ホークスが居なくなり席に座ろうとすると、爆豪と目が合った。
が、相沢に座るよう指示され大人しく座った。
相澤「…ハイ。静かになるまで10秒掛かりました。」
(((さっきよりも2秒伸びてる…！！！)))
相澤「早速だが、
相澤はそれだけ言い放って教室を出た。
ミハエラは一人で更衣室へ向かった。
「あのっ！」
ミハエラが着替えていると、茶髪の少女に話しかけられた。
応答すると、名前を聞かれたので答えると、皆が次々に自己紹介を始めた。
自己紹介を終え、更衣室から出て運動場へ向かうと、“個性把握テスト”を行うと伝えられた。
麗日「入学式は！？ガイダンスは！？」
相澤「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。」
「雄英は“自由”な校風が売り文句。そしてそれは“先生側”もまた然り。」
ミハエラはつまらなさそうに髪の毛を弄っていた。
すると、突然爆発音と共に暴風が吹き荒れた。
どうやら爆豪が個性を使ってソフトボール投げをしたようだ。
その様子に誰かが面白そうだと叫ぶと、相澤は最下位を除籍処分にする事にした。
ミハエラは余裕そうに準備体操を始めた。
第一種目:50m走
隣で走る事になったのは、麗日お茶子。
ミハエラは持ち前の身体能力で駆け抜け、記録は2秒52だった。
芦戸「え、あれ個性使ってないよね！？」
上鳴「速えぇ……」
第二種目:握力
記録は40キロ。そこそこの記録だった。
第三種目:立ち幅跳び
1番高く飛んだところで魔法を使って遠くへテレポートする。
記録は測定不能。
第四種目:反復横跳び
3つの線を順番に高速でテレポートする。
記録、12203回。
第五種目:ボール投げ
テレポートの対象をボールに変え、宇宙まで飛ばした。
記録は無限。
麗日お茶子も同じ記録だった。
そして、緑谷の番になると一部がざわめきだした。
どうやら今の段階の最下位は彼のようだった。
彼が振りかぶってボールを投げると、46m。
個性を使って出るような記録では無かった。
緑谷「な…今確かに使おうって…」
相澤「“個性”を消した。」
その時、ふと誰かの気配を感じたミハエラは、気配の方に向かった。
物陰で隠れて居たのはオールマイトだった。
ｵｰﾙﾏｲﾄ「なっ…！？何故分かったのかな…？」
『気配。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ「そ、そうか…。」
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作者名：るみえる | 作成日時：2023年11月20日 16時
