【原神】逃亡先は異世界だった【ヒロアカ】 (ページ2)

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転移ページ2

※ヘドロ事件入れたかったので、時系列変えました！

ミハエラは疲れていた。
毎日王座に座って貴族の話を聞く日々に。
書斎で仕事をする日々に。

そこで彼女は考えた。
国から出ればいいのだ_____と。

そこからの彼女の行動は速かった。
近くにあった紙に護衛たちへのメモを一二文程書いて机の上に置いた。
そして、1人でも十分に良い暮らしができる程の資金とお気に入りの洋服や装飾を持って城を出た。
何とか誰にもバレずに門の前までやって来た。

しかし、彼女が門を出ようとすると突然足元が光り出し、彼女はそこから消えてしまった。

____そして、麗らかな春の静岡に彼女は現れた。

__？？？

『痛…』

ミハエラは、原因不明の痛みによって目を覚ました。
彼女が辺りを見渡すと、全く見知らぬ土地だった。
モンドのように風車はなく、璃月のように独特な雰囲気も無ければ彼女の統治する国__エクラピアのように大きな時計台や城もない。
が、稲妻のように桜が舞っている。
ミハエラが困っていると、金色の髪をした女子が駆け寄って来た。

？「おねーさん大丈夫！？」

『大丈夫……一つ質問ええやろか。』

？「なになに？」

『此処はなんちゅう場所？』

？「え、静岡…だけど？」

静岡。
聞き慣れない言葉にミハエラは困惑した。
テイワット大陸に、そんな名前の国も地名もない。
考えた結果、一つの結論が出た。

『異世界への転移…』

？「転移？おねーさんはこの世界の人じゃないの？」

『この世界に八神っちゅう8人の神はおる？』

？「はちしん…？何それ、g ogleで調べたら出る？」

『g ogle？』

？「え、知らないの！？…そっか、この世界の人じゃないから知らないかぁ。」

　「待って、それなら、家無しってこと！？」

『そうやね。金なら私の鞄に…あれ、無いわ。』

？「鞄ってあの白いやつ？」

金髪の彼女が指差す先にはミハエラの鞄があった。
(ミハエラ)が安堵していると、突然鞄が浮きミハエラの目の前まで飛んできた。

『鞄が…どうして急に？』

？「私の個性だよー！へへ、すごいっしょ！」

金髪の彼女が自慢そうに言う。
彼女曰く、この世界には元素ではなく個性という力があるそうだ。

？「おねーさんは、そーいう力とかある感じ？」

『物動かせたりはできんけど…』

と、ミハエラは光の剣を作る。
金髪の彼女は目を見開いて驚いていた。