5人の吸血鬼 ページ8
ミルタside
あ゛〜､しんどい。
ただでさえ、急に新入生代表として選ばれて疲れていると言うのに…
はぁ、イルマ置いてって散歩でもするかの。
"ミルタは、本当に入間を置いて散歩へ行った。"
『おお、流石バビルス。設備もしっかりしとるんじゃのう……痛。』
「だ、大丈夫…？」
顔を上げると目の前に背の高い悪魔がこちらを見ていた。
『大丈夫じゃ。貴方は先生かの…？』
「うん、そうだよ。僕はバラム・シチロウ。空想生物学を担当しているんだ。」
『私は、ミルタ・イシュタールじゃ。よろしくの、バラム先生。』
「うん、よろしくね。君の事は入学式で見てたから知ってるよ。良い挨拶だったよ。
君の前のイルマくんは悪い意味で凄かったね…」
『嗚呼、そうじゃったの…。それより、空想生物学とは何じゃ？空想じゃから……人間のことかの？』
「真逆、君も興味あるの…！」
『嗚呼、これから人間を護衛するから』…………とは言えず、無言で頷く。
それより、この先生さっきからずっと撫でてくる…
まぁ、撫でてもらって嫌な気分にはならぬから良いんじゃが。
『まぁの。人間が普段どんな生活をしたりするのは気になるのう。』
「じゃあ、今から僕の考察を聞いてくれないかな…！」
『嗚呼、勿論じゃとも…！』
"それからミルタとバラムは人間界の事について話し合った。"
「今日はありがとう、ミルタちゃんと話せて良かったよ…！」
『嗚呼、私も先生の素晴らしい考察が聞けて満足じゃ』
「じゃあこれでお開きにしようか。」
『嗚呼。あ、1つ気になる事があるんじゃが聞いても良いかの？』
「うん、何かな？」
『先生、最初から最後までずっと私の事を撫でておったがそれは癖なのか？』
「あ、それは。
実は僕、火傷で牙が剥き出しになっちゃって怖がる悪魔や魔物も居るから、隙がある内に撫でてしまう癖ができちゃったんだ。……嫌だったかな？」
成程、だからか。
『いや、そんな事はない。寧ろ嬉しかった。』
「本当…！僕、実は生徒たちに怖がられてて…」
『何じゃと…！
任せろ、私が先生の代わりに始末してやる』
「そ、そこまでしなくても良いよ…」
『そうか、余計なお世話じゃったの。
先生、明日から毎日此処に来ても良いかのう。』
「何時でもおいで、待ってるから…！」
私は、バラム先生と連絡先を交換し、イルマ達が居るであろう理事長室へ向かった。
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乃愛(プロフ) - バラム先生優しいのに…見た目だけで怖がられるのってなんか嫌だな〜って思います！この小説って落ちってありますか？できたらですが愛されエンドが見たいです()無理ならすみません (2023年3月15日 18時) (
レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！魔入間いいですよね！キャラたちかっこいいしかわいいので！逆ハー大好きなので嬉しいです！ (2023年3月15日 18時) (レス) @page5 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
るみえる(プロフ) - ユノンさん» 続編もあるので是非読んでみてください😊 (2022年10月15日 19時) (レス) id: 0386e50726 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 16時) (レス) @page23 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
かいだ(プロフ) - 黒紫陽花さん» コメントありがとうございます~では、黒紫陽花さんのリクエスト通りジャズくんオチでいかせて頂こうと思います。これからも応援よろしくお願いします…♪ (2021年12月7日 16時) (レス) id: 1e58a39356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るみえる | 作成日時：2021年6月26日 10時
