2人の吸血鬼 ページ5
ミルタside
「……て………」
『あ゛？』
「あ、やっと起きましたか。今日は入学式ですのでさっさと準備して、さっさと行ってください。」
こんな事を言いながら起こしてくれるのは、私の専属メイドのソニア。
何よりも金が1番で、メイドになったのも金の為。
でも、仕事はしっかりやってくれるから何も言えんのじゃが。
『そうじゃったな。』
「朝食が出来ているので、準備が終わったら食堂においで下さい。」
『うむ、承知した。』
準備が終わり、食堂へ向かうと父、継母、義弟(爺様曰く、汚物共トリオらしい…)が食事をしている最中だった。
「「「「ミルタお嬢様、おはようございます…！」」」」
『嗚呼、おはよう。』
私は、挨拶をしてくるメイドや執事達に返事しながら3人とは離れた席へ座る。
うん、今日も料理長の飯は絶品じゃのう。
少しうきうきしながら、食べていると父が話しかけてきた。
「…ミルタ、今日は入学式らしいな。おめでとう。」
『……………』
「確かバビルスだったよな？」
『………………』
あ〜、何か声が聞こえるのう()
「娘が優秀で、お父さんは誇ら「ちょっと貴女、何か言ったらどうなの！？」」
『あ゛？』
「…っ。だから、何か言ったらどうなのと言っているのよ！」
じゃから今『あ゛』と言ったではないか。
言いたい事を抑え、私は目の前の女に返事をする。
『嗚呼、済まなんだ。真逆、お主らが喋っているとは思わなかった。』
「何ですって！」
『それより、何だ貴様のその態度は。』
「貴女こそ大人に向かって何よその態度！」
は？何を言っているんだこやつは。
母様の代わりにも過ぎん分際で、どういう神経をしておるのだ。
周りのメイド達も私と同じ事を思ったのか、女の事をクスクスと笑っている。
それに気付いた女は、顔を真っ赤にして私に襲いかかろうとする。
「子供の癖に生意気なのよ！」
「「「「お嬢様…！」」」」
『ﾌﾝ、【ハデスヘル】』
私は、義母の目の前に獄炎を出現させる。
「ﾋｯ………」
『……………』
「お嬢様、何をそんなサキュバスに時間を割いているんですか。
早く行かないと、私の給料が減ってしまいます。」
タイミング良くソニアが食堂に来てくれる。
じゃが…ちょっと言う事が惜しかったのう…
『嗚呼、すぐ行こう。
……次、私に反発したら此処には居れぬと思え。』
私は3人に忠告をし、学校へ向かった。
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12/9
誤字(？)っていたので直しました！
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乃愛(プロフ) - バラム先生優しいのに…見た目だけで怖がられるのってなんか嫌だな〜って思います！この小説って落ちってありますか？できたらですが愛されエンドが見たいです()無理ならすみません (2023年3月15日 18時) (
レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！魔入間いいですよね！キャラたちかっこいいしかわいいので！逆ハー大好きなので嬉しいです！ (2023年3月15日 18時) (レス) @page5 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
るみえる(プロフ) - ユノンさん» 続編もあるので是非読んでみてください😊 (2022年10月15日 19時) (レス) id: 0386e50726 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 16時) (レス) @page23 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
かいだ(プロフ) - 黒紫陽花さん» コメントありがとうございます~では、黒紫陽花さんのリクエスト通りジャズくんオチでいかせて頂こうと思います。これからも応援よろしくお願いします…♪ (2021年12月7日 16時) (レス) id: 1e58a39356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るみえる | 作成日時：2021年6月26日 10時
