15人の吸血鬼 ページ18
ミルタside
地下への階段を進んで行くと、激臭がした。
「臭っ…」
『うっ…此処はごみ捨て場?』
「その様だな…」
「まだ続いてるよ〜?」
矢印について行きながら進むと、少し古びたドアがあった。
「此処…?」
「「「『うわああああ…/おおおお…』」」」
「開いた…」
「ん?突撃〜!」
「イルマ様!」
イルマがクララに押されて教室へ入ると、上から色々な武器が振り注いだ。
じゃが、イルマは全て避けてみせた。
恐るべし、人間の力…!
「危ない!」
その声に気づき、ふと顔を上げると私の方にも数本降ってきていた。
フン、イシュタール家の力を舐めるでないぞ…!
私は蒼炎で盾を作り、全て防いだ。
じゃが、皆の反応は薄々だった。
「え…蒼い炎?」
「黒じゃなかったっけ?」
はっ、誰がお主らに見せるか。面倒臭い。
色々と理由を付けて振り払おうとすると、
「ッ、ミルタは黒いの?も出せるよ!」
と、イルマが言った。
………………………………イルマアアアアアアアアアアアアア!?
『おい…イルマ!何故言うのじゃ…
言ったら出さなければならなくなるじゃろうが…!』
「あ、ごめん!」
『はぁ、…………お主らそんなに見たいのか?』
「「「「うんうん!」」」」
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…………』
一瞬だけ見せてやるとするか……
獄炎を狼の形にして出現させる。
「「「「うわああああ…!/うおおおお!!!」」」」
はぁ、面倒じゃった。
それで他の生徒達は賭けをしていたらしく、アリスが怒っていた。
先程のドッキリ…?はイルマが全て避けたように、全部受け止めたやつも居るらしい。
「笑止!避ける等臆病な真似はせぬ!」
「「受け止めてる〜!?」」
「デカ〜!!!」
『ブフッ』
すると、全身武器まみれの奴は体に力を込めて刺さっているものを全て抜き出した。
『そんな事までできるんじゃな…』
「ウヌは、このサブノック・サブロは、魔王に相応しきビックな男だからなあ!」
「ま、魔王…?」
「良いか、特待生。先にヨドとなり魔王となるのは、このウヌだ!
ヌシも何れヨドとなるウヌの前に跪く事になるだろう…」
何を言っとるんじゃ…上から目線じゃの。
魔王になるのはイルマじゃ()
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乃愛(プロフ) - バラム先生優しいのに…見た目だけで怖がられるのってなんか嫌だな〜って思います!この小説って落ちってありますか?できたらですが愛されエンドが見たいです()無理ならすみません (2023年3月15日 18時) (レス) @page8 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!魔入間いいですよね!キャラたちかっこいいしかわいいので!逆ハー大好きなので嬉しいです! (2023年3月15日 18時) (レス) @page5 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
るみえる(プロフ) - ユノンさん» 続編もあるので是非読んでみてください😊 (2022年10月15日 19時) (レス) id: 0386e50726 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2022年10月11日 16時) (レス) @page23 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
かいだ(プロフ) - 黒紫陽花さん» コメントありがとうございます~では、黒紫陽花さんのリクエスト通りジャズくんオチでいかせて頂こうと思います。これからも応援よろしくお願いします…♪ (2021年12月7日 16時) (レス) id: 1e58a39356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るみえる | 作成日時:2021年6月26日 10時