35 なんでおるんじゃ!? ページ35
「〜〜!」
「〜〜!」
雅「・・うるさ・・・」
期末テスト週間の土曜日、下から聞こえてくる騒音に目が覚めた
大きな欠伸を一つし、猫のように体を伸ばす。目を摩りながら時計を見ると、針は10を指していた。まだ覚醒していない頭を動かしつつ、ベッドから降りて、適当に手串で髪を整えながら声の聞こえるリビングに向かってみる
雅「ふぁあ〜ぁ」
欠伸をしたせいで出た涙を拭いながら、リビングの扉を開けた
雅「・・・ピヨ?」
仁「あ、雅おはようさん!」
「「・・・」」
雅「・・おはようさん。で、こいつらは何でおるんじゃ」
雅が眠そうにそう言いながら指差しているのは、何故か固まっている丸井とジャッカルと柳生だ。しかも、口をパクパクと動かしている。どうしたのだろうかと、首を傾げながらまた一つ、欠伸をすると丸井が突然叫んだ
ブ「き、着替えてこい!!!///」
雅「は?」
仁「ピヨッ!?」
突然丸井が叫んだことで、雅治は肩を揺らして驚いた。雅は言われた言葉を頭でリピートさせながら、現在の自分の服装を見てみた
でかめの淡い黄色の無地Tシャツに、七部丈のジャージ。・・・変なところはないんじゃけど。そう思っていると、柳生が眼鏡を上に上げながら口を開いた
比「み、雅さん。肩が出ていますよ・・///」
雅「肩?」
肩のほうに視線をやれば、確かに右肩が出ていた。でかめのTシャツなために、首元がでかいから肩までずり落ちていたのだ。雅はなんじゃ、そんな事かと思いつつ、意地悪く笑った
雅「お前さんら、それだけで照れるとか・・初心じゃのう」
ジャ「う、初心!?//」
雅「ま、着替えてくるぜよ」
雅は手を振りながら、リビングを出て行った
脱力するかのようにため息をつく三人に、鋭く冷たい視線が刺さる。三人は視線のほうに顔を向けた
仁「・・・」
「「「・・・・(汗」」」
雅治が不機嫌そうな顔をまったく隠さずに睨んでいたのだ
何秒間か沈黙が続いていたが、突如雅治が一番近くにいた柳生に襲い掛かった
仁「今の雅の姿、忘れんしゃい!!!」
比「えぇ!?む、無理ですよ!(汗」
仁「俺が無理矢理消しちゃる!!このムッツリスケベ共!!」
ジャ「お、落ち着け仁王!(汗」
ブ(マジでシスコンだよな・・こいつ)
雅治と柳生たちの攻防は、雅が戻ってくるまで行われたのだった
ラッキーカラー
あずきいろ
99人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひよこ(プロフ) - aotaka☆さん» いいと思いますよ!同士が増えて嬉しいです><私もテニプリ終わって、新テニプリ始まって結構経ってからはまりましたから!感想・応援どうもです! (2013年5月20日 0時) (レス) id: 17e7830990 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - R。さん» はい、柳生はわざとなのです!パラレルワールドなのでww応援、感想ありがとうございます!! (2013年5月6日 19時) (レス) id: 17e7830990 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 光姫さん» おぉー!絶対見に行きますね!!楽しみにしています>< (2013年5月6日 19時) (レス) id: 17e7830990 (このIDを非表示/違反報告)
R。(プロフ) - 面白かったですー!!仁王可愛い。あの、逆光眼鏡君は一年の時ゴルフ部でしたよ!!わざとならごめんなさいm(_ _)m。更新頑張ってください (2013年5月6日 17時) (レス) id: 3f29392bfd (このIDを非表示/違反報告)
光姫(プロフ) - 更新待ってます!!それと私も立海の夢小説書こうと思っているのでよろしくです (2013年5月5日 9時) (レス) id: 875531c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひよこ | 作成日時:2013年4月25日 18時