テニプリ 仁王家の双子！！

１１　　ワォ ページ11

雅「・・・ん・・」

重い瞼がゆっくり開き、霞んだ視界が見えた。何度か瞬きを繰り返せば、クリアになっていく
見えたのは、白い天井に白いカーテン

雅「・・・病院？」

なんでじゃ？
そう思いながら意識を失う前を思い出そうと脳を動かす。えっと・・・あ！！

雅「怪我・・したんじゃった。・・違和感あると思うたら、眼帯か」

頭には包帯が巻かれていて、右目には眼帯が。目怪我したんか・・。視力落ちとらんとええんじゃけどのぅ。そう思いながら、意識を覚ましたので一応ナースコール・・・じゃったかな？まぁ、それを押すことにする

すると、少しした後に扉が開く音がし、カーテンが開いた。目に映ったのは、おじさんとお姉さん

医「目を覚ましたんだね。体が痛いとかないかな？」
雅「大丈夫じゃ」
医「そうか、よかった・・。まずは食事を取ろうか。二日も寝ていたから」
雅「二日・・・」
ナ「そうよ。両親に連絡するね？」
雅「おん」

体を起こし、一息つく。おー、人生初の病院服じゃ
食事は薄い味じゃったが、基本的に濃い味があんまり好まんので、気にはならんかった。食べながら、自分の怪我について教えてもらうことにした

医「大きな怪我をしたのは頭だけなんだ。長袖を着ていたおかげで、足や腕は痣程度ですんでね」
雅「ほー」

そう言えば、あの日は長袖のTシャツに長袖のナイロンパーカーにジーパンじゃったもんなぁ

医「頭は、額の生え際の所を4針縫ったんだ。でも、目立たないから大丈夫」
雅(4針・・)
医「問題なのは右目なんだけど・・」

あー・・じゃよな
食べながら真剣に話を聞く

医「もしかしたら・・・視力が下がっているか、失明しているかもしれないんだ」
雅「・・・は？」
医「まだわからないんだけど・・・。後一週間ぐらいは入院してもらうから、その間に検査をしてみようね」
雅「は、はぁ・・」

おいおいおいおいおい・・・！！冗談じゃないぜよ！？失明なんかしとったら、最悪ナリ！あのいじめっ子・・・・どうしてやろうかのぅ
そう思いながら、俺は料理を口に運んだ


その30分後に、両親と目を腫らした雅治が病室に駆け込んでくることになる
おい、雅治。学校どうしたんじゃ！

１２　　虹彩異色症→←１０　　雅っ！！！（雅治視点）

ラッキーカラー

あずきいろ

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