part12 ページ13
ミコトが高野島さんの彼女の馬場さんに会いに行くというのでついて行った。私の心に引っ掛かっているものが何かを彼女なら分かる気がして。
馬場「私、会社で大きなプロジェクトを任されて。必死で」
A「…」
馬場「もっと…一緒にいればよかった。」
それは消えることのない後悔。
A「きっと高野島さんもそう思ってます。結婚前にあなたを置いて逝ってしまったこと、悔やんでると。」
私もそうだったから…
馬場「ネット見ました？高野島ショック…」
名前も顔写真もネットにあげられ、悪者扱いされている。これじゃ誰が被害者か分からない。こんなの誰も浮かばれない。
ミコト「これ一緒に食べませんか？」
鞄の中からあんぱんを取り出した。
馬場「結構です。」
ミコト「甘いものは嫌いですか。ここのこしあん美味しいんですよ」
馬場「そういう気分じゃないんです。」
そう言う彼女の目は涙が今にも零れそうだ。
ミコト「そんな気分じゃないから食べるんです」
馬場さんは差し出されたあんぱんを一口食べた。
馬場「なんで…こんな時に美味しいんだろう…」
A「こんな時だからこそ食べないとですよ」
馬場「はい…」
涙が溢れる彼女にハンカチを渡し、背中をさすった。遺族はみんな悲しみに追われ、苦しみに押しつぶされそうになってる。特に殺人や高野島さんのような死は…
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ほしか(プロフ) - 向日葵さん» ありがとうございます！！木林さんカッコイイですよね！これからも楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2018年2月16日 20時) (
レス) id: 9f299eba5b (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 凄読んでて凄く面白いです！僕も木林さんが大好きなのでとても嬉しい作品です！これからも頑張って下さい(o^^o) (2018年2月16日 19時) (レス) id: 7e7cac11ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2018年2月7日 6時
