ワンコイン彼氏~Love風~

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Aちゃんは嘘をついていると思う。



だって、



泣くほど好きな人のこと、



そんな簡単に諦められるわけないでしょ？



隣で紅茶の入ったカップを見つめて俯いてるその姿は、



悲しみに満ち溢れている。



...でも、でも、



こんな絶交なチャンスはない。



ここで戸惑ってたら、



いつの間にか仲直りをしてしまうかもしれない。



そんな考えは人として最低だけど、



それより








「好き」





この気持ちが上回るから。




あ「...へ、？」




当然のことながら驚いた顔をするAちゃん。



俺変態かな笑



その顔さえ可愛いと思ってしまう。




あ「えと、健人、それ...って、」



「好き、Aちゃんのことが。

　




　俺と付き合ってください」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



健人くん、


この小説で初めて「好き」って言ったんですよ笑


気づきましたかー？

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