66 :皆に聞いて欲しいから ページ22
「いっ、いい……のか?」
翔陽がおずおずといった様子で聞いて来る。
「うん」
僕はベッドのシーツをくしゃりと握り締めながら声を絞り出した。
既に泣きそうになっている自分に鞭打って、僕は皆の方を真っ直ぐに見た。
皆も只事ではないと気付いていたようで、さっきあんな事があったにも関わらず聞いてくれようとしている。
優しいなぁ。
まだ少し痛む鳩尾をそっと抑えて深呼吸をひとつした。
「…まず、僕には兄が居ました」
「『居ました』?」
眉をピクッと動かした月島君が鋭く突っ込んでくる。
「___本当に、過去形なんだ…」
僕は重々しい口を、精一杯開けた。
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紅月 もゆ(プロフ) - セナさん» うわぁああ、ありがとうございます!頑張ります! (2015年4月2日 1時) (レス) id: 5811d1b03c (このIDを非表示/違反報告)
セナ - めっちゃ泣きそうになりなした!これからも頑張ってください!! (2015年4月2日 1時) (レス) id: fcdfab698b (このIDを非表示/違反報告)
紅月 もゆ(プロフ) - 雪ウサギさん» レス遅れてすみませんでした!これからもおうえんよろしくお願いします♪ (2015年4月1日 0時) (レス) id: b75db26532 (このIDを非表示/違反報告)
雪ウサギ - スゴいでした!スゴかったです!面白くて感動ストーリーです!あのツッキーが可愛かった!!これからも頑張ってください♪応援してますq(^-^q) (2015年1月31日 14時) (レス) id: 4d67582c37 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 もゆ(プロフ) - 淵源さん» は、ハゲ散らかした!?汗でもありがとうございますー!更新頑張ります! (2014年12月22日 13時) (レス) id: 52e8f90f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月 もゆ | 作成日時:2014年12月19日 16時