62 :少し眠るだけ ページ18
なんで?どうして僕、血を吐いて…?
「A?」
翔陽が心配した様な声で僕の名前を呼ぶ。
…だめ、心配かけちゃだめだ。
「…大丈夫、心配しな…ゔぅっ、ごほっげほっ‼」
いよいよ咳をしなくても軽く口から血が流れ始めた。
意識も朦朧としてきて、もう倒れてしまいそうだった。
苦しい。痛い。痛い。
押さえきれなくなった赤い液体は手から溢れ、零れ落ちる。
「翔陽…僕は、大丈夫…だから、少し………眠るだけ、だから……」
力を振り絞って、そう言った後、僕の視界は完全に暗闇に閉ざされた。
ごめんね、翔陽、ごめんなさい。
皆、ごめんなさい。ごめんなさい。
__『父さん、ごめんなさい。』
__『兄ちゃん、ごめんなさい。』
ごめんなさい_________
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紅月 もゆ(プロフ) - セナさん» うわぁああ、ありがとうございます!頑張ります! (2015年4月2日 1時) (レス) id: 5811d1b03c (このIDを非表示/違反報告)
セナ - めっちゃ泣きそうになりなした!これからも頑張ってください!! (2015年4月2日 1時) (レス) id: fcdfab698b (このIDを非表示/違反報告)
紅月 もゆ(プロフ) - 雪ウサギさん» レス遅れてすみませんでした!これからもおうえんよろしくお願いします♪ (2015年4月1日 0時) (レス) id: b75db26532 (このIDを非表示/違反報告)
雪ウサギ - スゴいでした!スゴかったです!面白くて感動ストーリーです!あのツッキーが可愛かった!!これからも頑張ってください♪応援してますq(^-^q) (2015年1月31日 14時) (レス) id: 4d67582c37 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 もゆ(プロフ) - 淵源さん» は、ハゲ散らかした!?汗でもありがとうございますー!更新頑張ります! (2014年12月22日 13時) (レス) id: 52e8f90f4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅月 もゆ | 作成日時:2014年12月19日 16時