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話をしてから1時間が過ぎた後、監督から一通のラインが来ていた。
監督明日はゆっくり休みなさい。
ただそれだけだった。
私のことを気遣ってくれたのだろう。
そしてお言葉に甘えるように家でぐっすりと眠っていた。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿
まだ布団の中でもぞもぞしていた私の家で、インターホンの音が鳴った。
宅配便だろうか。
私は少し乱れた部屋着でドアを開けると、見たくもないやつが立っている。
「‥‥Aちゃん。おはようさん。」
『…今は練習の時間だよね。なんで勝手に。』
「‥‥‥話、したいから。別にええやろ。」
真剣な眼差しを向けられて、断るすべがない。
聞きたいことはたくさんあるが、私は宮君を部屋にあげた。
けど、心の中は落ちつかなかった。
「‥‥‥Aちゃんが、困ってるって聞いてここに来た。監督から怒られてん。初めてあんなに怒鳴られたわ。」
『…‥そっか。』
「…‥でな、ほんまにごめん。あの行動は俺だけが満足してて、Aちゃんにとっては好きでもない男にあんなこと言われて、迷惑やったやろ。」
その言葉に訂正を出したかったが、話を止めることは許されないような気がした。
優しくていつもとは全然違う声に、まっすぐ透き通る目。
初めてバレー以外のところで真剣なところを見た。
『…‥‥‥‥‥私ね。』
「…‥ん？」
『‥‥‥‥人に思いを伝えるのが苦手。それと、自分の気持ちに素直になれない。』
「…‥おん。なんとなくわかっとったけど。」
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『…‥‥だから、私、宮君の事好きだと思うんだよね。』
こんなこと言おうなんて一ミリも考えていなかった。
そもそも伝える必要性はなかったと信じていた。
けど、さっき宮君の姿はかっこいいって思ってしまった。
「……………………‥‥‥何て言うた？」
『…‥‥‥‥さあ？』
「‥‥‥‥え、ホンマに‥、なんて言うた？」
『…‥知らないよ。聞いてなかった宮君が悪い。』
意地悪いことをしてしまった。
自分の気持ちに気づけなかったのは、ずっと私がバレーだけをしていたから。
好きって言われたことを、嬉しいって隠していたから。
けど、素直な気持ちを言うあなたに、真反対な宮君に、
惹かれてしまったのかもしれない。
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ハルスケ(プロフ) - こころさん» うわ！！嬉しいです！！更新したばっかりなのにありがとうございます！！次も楽しんでください！ (4月6日 15時) (
レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！お疲れ様でした！次のお話も楽しみにしてす！ (4月6日 15時) (レス) @page19 id: 21b59bfcab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルスケ | 作成日時：2024年2月26日 17時
