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61、 ページ11

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『…はーい、列になってくださいねー。』

『…佐久早選手の握手は消毒をしてからお願いしまーす。』


マネージャーとしての役目を背負っているというのに、さっきの出来事のせいで私の言うことを聞いてくれないファンが多すぎる。
チラチラ睨んで、舌打ちしている人もいれば、ずっと文句を言っている人もいる。



『…ッはぁ。』


「…‥Aちゃん、そんな落ち込むことないて。」


『‥宮君のせいなのに。』




「…‥‥‥この際やから言ったほうがええかな。」

『…え、何が。』




「…迷っとんなら言うわ。」



何を言うのだろうか。

余計なことをするのはやめてほしい。
本当に何をするつもりなのか。




宮君はスゥッと息を吸った。



















「…‥‥‥俺!!宮侑はーッ!!!」


「‥‥マネージャーのッ!!AAにぃ!!!惚れてまーーーーす!!!!!!!!!」







まーーーーす!!!!!!!!!


まーーーーす!!!…‥…‥‥






シーンとした空気の中に、宮君の語尾がエコーのようになる。


私の頭の中は真っ白で、どうすればいいのかわからなかった。

言ったことが、それほど重大の事なのか彼は知らないのだろうか。




今回は取材も来ている。
テレビだって来ている。







「‥‥そんな辛い顔せんと、かわええ顔でおってや。」



『…‥…、ッえ?』





そう言って近づいてくるのも、私はどうすればいいのか考えられなかった。




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ハルスケ(プロフ) - こころさん» うわ!!嬉しいです!!更新したばっかりなのにありがとうございます!!次も楽しんでください! (4月6日 15時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃ面白かったです!!お疲れ様でした!次のお話も楽しみにしてす! (4月6日 15時) (レス) @page19 id: 21b59bfcab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルスケ | 作成日時:2024年2月26日 17時

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