検索窓
今日:20 hit、昨日:26 hit、合計:11,315 hit

第9話 ページ9

.




『…ッ、///、あ、…、』



「…‥顔、赤いね。…恥ずかしい?」


『…ッうん//。』






「…俺も。」




優しく頬をスリスリしてくる角名さん。

俺もって言ったけど、恥ずかしそうな様子は一切感じられなかった。




…これが経験の差だというものか。





「…ねぇ、A。」



『…‥な、なに?』








「‥俺の事、さん付けしないで。せめて君付けね。」




『‥‥‥あ、‥うん…!


‥えっと‥、す、すな‥‥く、、‥角名君…//!』














「‥‥え、破壊力やば。可愛い、録音させて。」



パッとスマホを取り出し、録音機能を作動させる角名君。

私が呼ぶまで待っているつもりだ。





「‥ね、一回だけ。」




『…‥ん〜、‥‥、い、一回だけだよ?』





「…うん、」





録音されると恥ずかしさが増してきた。

いざとなれば言えそうになくなって、すごく心臓がバクバクしている。






『…じゃ、じゃあ、言うね。…‥‥‥す、角名君…!』





ピコン、





「…‥やった、‥ありがと。」


『‥‥ど、どういたしまして?』






満足そうに微笑む角名君。

喜んでもらえるなら嬉しいけど、録音はちょっと変わっているような気がする。










キーンコーンカーンコーン、








「…あ、終わった。」




『‥‥そうだね、…そろそろ教室もどろっか。』







「…うん、さぼるのも悪くないね。」



『…‥ふふ、』







角名君に手をを差し出される。





「‥これも、恋の練習だから。」



『‥‥うん…//。』




おおきな手を上に私の手を重ねた。

何故か知らないけど録音されたときよりも、








心臓の音は大きかった。

第10話→←第8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハルスケ(プロフ) - 零さん» 零さん!?‥間違えでなければ‥ブラックジャッカルの面倒見役でもコメントしてくださった方ですか?そうであれば嬉しいです!‥これからも頑張ります! (2月8日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
- うぅぅ〜!ハルスケさんの作品、大好きですぅ…!もどかしくてそわそわしちゃうけど、それも良いなぁ…って…! (2月7日 18時) (レス) @page18 id: e8df603e1f (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ありがとうございます! (1月21日 21時) (レス) id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 紗雪さん» 紗雪さん!応援ありがとうございます!‥あつむ落ちですか…。う〜ん‥‥、次の作品の主人公をアンケートを取って決めるつもりなので、必ずあつむを入れます!それか、あつむ落ちを作ります! (1月18日 17時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ハルスケさん!侑落ちの作品描いて欲しいです!それといつも応援しています! (1月18日 3時) (レス) @page9 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハルスケ | 作成日時:2023年12月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。