第6話 ページ6
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角名さんに、あの話をしてから一日がたつ。
教室も何だかまだ慌ただしい。
そんななか、友達が少ない私に話しかけてくれるのは、
「…おはよ、A。今日もかわいい。」
『‥お、おはようございます。角名さん。』
席に着くと大きなあくびをして目をこする。
朝は苦手なんだろうか。
「…‥ねぇ、」
『…はい?』
「…開いてる時間はさ、ずっと俺といてね。少しでも恋を教えてあげたいから。」
『…は、はい‥!』
緊張のせいで忘れかけていたが、そうだ。私、角名さんに恋を教えてもらえるんだ。
しかし、なるべく一緒にいるのは私的にハードルが高い。
心臓は持つのだろうか…。
「‥あ。あと、敬語やめよっか。何だか距離遠いみたいに見える。」
『‥はい…、じゃなくて、…うん!』
「‥‥えー、かわい。‥死ぬ。今日で死ぬかも。」
『…死ぬのはさすがにダメ、‥‥です。』
「…はは、だんだん慣れると思うよ。」
敬語を外してみるのも、案外難しい。
女子の友達は気楽に話せるが、男の子は恥ずかしい気持ちもあって大変。
けど、角名さんなら出来そうな予感がする。
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ハルスケ(プロフ) - 零さん» 零さん!?‥間違えでなければ‥ブラックジャッカルの面倒見役でもコメントしてくださった方ですか?そうであれば嬉しいです!‥これからも頑張ります! (2月8日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぅぅ〜!ハルスケさんの作品、大好きですぅ…!もどかしくてそわそわしちゃうけど、それも良いなぁ…って…! (2月7日 18時) (レス) @page18 id: e8df603e1f (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ありがとうございます! (1月21日 21時) (レス) id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 紗雪さん» 紗雪さん!応援ありがとうございます!‥あつむ落ちですか…。う〜ん‥‥、次の作品の主人公をアンケートを取って決めるつもりなので、必ずあつむを入れます!それか、あつむ落ちを作ります! (1月18日 17時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ハルスケさん!侑落ちの作品描いて欲しいです!それといつも応援しています! (1月18日 3時) (レス) @page9 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルスケ | 作成日時:2023年12月25日 17時