恋を教えてくれる彼の彼女になりたい。【角名倫太郎】

最終話 ページ22

.



≪‥実は、俺結婚するんです。≫



テレビで電撃速報。

目の前の倫太郎君はそう言った。


今、薬指にある綺麗に輝く指輪は、その彼がくれたもの。


周りのアナウンサーもびっくりしていたし、カメラが少し動いたように見えた。




ニュース総合ランニング

１.バレーボール、角名倫太郎、結婚

２.チェルシー、販売終了

３.ハイキュー！！映画4億円突破！



こう出ているスマホのニュースランキングを見て、少し頬がふやける。

結婚したんだって。





倫太郎テレビ、見た?


A見たよ。直球だったね!


倫太郎当たり前、アナウンサーマイク落としたww





ピコン、とラインが鳴る。



私はあの日から、3年間付き合った。


そして、バレーの道に進むと言った倫太郎君からプロポーズ。
もちろんOKしたが、世間には知らせていなかった。



そして今日、初めてみんなに知らせました。





『‥‥幸せだなぁ。』




ただただ、それだけを感じてソファに寝っ転がる。




「‥‥あれ、おかえりは？」


『‥ッり、倫太郎！？…あ、おかえり‥！』




「…はは、びっくりした？」

『‥‥うん、さっきライン返したばっかりだったから。』




「…‥そっか。‥‥‥ねぇ、今日夜、暇？」


『…‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ッうん。』





「‥‥はは、赤くなりすぎ。」



『…倫太郎君のせいだからねッ！？』





そう言ってコートを脱ぐ倫太郎君。

机の上にある指輪をはめて、私に見せてくる姿はとても愛おしかった。















「‥‥‥ねぇー、…好きだよ。」



『…‥‥私も、倫太郎君。』




「…‥ん、かわい。」





あの花火大会の思い出は忘れない。


足が痛くて負ぶってもらったことも、熱中症でふらついたときも、授業さぼったことも、


ぜーんぶ、私に恋を教えてくれたきっかけだ。






『…‥ずっと、横にいてね。』




「‥‥うん、一生。」








これからずっとそばにいて。



そして、私にまた、恋を教えて。














＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿




突然終わってすみません！！
これが理想の終わり方でしたので‥‥‥。

あ、ハルスケです！

ここまで付き合ってくださってくれた皆さん！ありがとうございました！

次の主人公アンケート!!!【HQ!】

↑これぜひ投票してください！


これまであざましたーッ！！！



.

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←第21話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す