第20話 ページ20
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連れていかれる場所は少し暗くて狭い階段を上った先らしい。
角名君の言う花火の見えやすい場所、とはどこだろう。
『…角名君、どうしたの？』
「‥‥あ、ごめん。」
『…いや別に大丈夫だけど、…角名君は大丈夫なの？』
「…‥ん〜、全然大丈夫じゃない。Aがかわいいからさ、あいつらに見せたくないんだけど。」
『…‥‥ッえ‥、そ、そんなことないよ‥//？』
「‥‥ううん。だから逃げちゃった。‥‥‥もう花火だからさ、見やすい場所行こうかなって。」
『‥‥そっか。』
手をつながれたまま、あと少しで階段を登りきるっていうところで私のくるぶしに刺激が来る。
さっきからうすうす感じでいたのだけれど、やはり草履は慣れていなかった。
最悪だ、痛みが走って歩くのが辛くなる。
「…‥‥‥‥‥‥おいで。」
『…え？』
「‥‥ほら、‥乗っていいよ。」
『…だ、ダメッ！…重いし‥//。』
「…いいよ、Aぐらい軽いもんだし。…ほら。」
そう言ってかがんで背中を見せてくれる角名君。
気づいてくれたんだろうか、痛いと思った瞬間に話しかけられた。
‥‥‥このまま迷惑かけたくない。
その気持ちが強く、私は甘えて角名君の背中に乗った。
「…かっる。何、ちゃんと食べてる？」
『‥‥た、食べてるよ！食べ過ぎてるよッ！』
「‥‥そっか。」
角名君の撥ねている髪の毛が私の頬にあたってこそばゆい。
そしていつの間にか階段を上っていて、私は近くのベンチに座った。
『…‥！‥わぁ、人が小さいね‥！』
「…だね、‥‥‥母さんに教えてもらえてよかった。」
『…‥もうすぐ花火でるよ、あと３分！』
たくさんの人が集まっているなか、私たちは上の高台から花火を見ることができるようだ。
もう真っ暗になっている夜空には、いくつかの星がちりばめられている。
「…‥‥‥あと、十秒。」
その角名君の声と一緒に、他の人たちのカウントダウンを声に出した。
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ハルスケ(プロフ) - 零さん» 零さん！？‥間違えでなければ‥ブラックジャッカルの面倒見役でもコメントしてくださった方ですか？そうであれば嬉しいです！‥これからも頑張ります！ (2月8日 16時) (
レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぅぅ〜！ハルスケさんの作品、大好きですぅ…！もどかしくてそわそわしちゃうけど、それも良いなぁ…って…！ (2月7日 18時) (レス) @page18 id: e8df603e1f (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ありがとうございます！ (1月21日 21時) (レス) id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 紗雪さん» 紗雪さん！応援ありがとうございます！‥あつむ落ちですか…。う〜ん‥‥、次の作品の主人公をアンケートを取って決めるつもりなので、必ずあつむを入れます！それか、あつむ落ちを作ります！ (1月18日 17時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ハルスケさん！侑落ちの作品描いて欲しいです！それといつも応援しています！ (1月18日 3時) (レス) @page9 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルスケ | 作成日時：2023年12月25日 17時
