第16話 ページ16
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「…ね、どう。早くおいで。」
『‥‥え‥っと///。…その、‥‥‥‥‥‥‥いいの?///。』
「…うん、大歓迎。」
私はその言葉につい、身を乗り出した。
目をつむったまんま、確かにそこにある角名君の胸の中に飛び込む。
ぶわぁっと優しい匂いが私の周りをまとい、背中に回る大きな手が添えられた。
「‥‥‥‥好き。ほんとに好きだよ。‥‥‥‥ねぇ、俺のこと、ちょっとでも好き?」
『‥‥‥ッう、‥‥‥‥うん///。…‥ちょっとじゃ、‥ないかも。』
「‥‥やった、」
角名君の心臓の音が聞こえる。
それは思った以上に速かった。
…私だけドキドキしているわけじゃなくて、角名君もなんだ。
「‥‥‥ッちょ、‥‥聞かないで。」
『‥‥ふふ、‥もう聞いちゃった。』
「…‥いじわるだね、Aは。」
『…角名君もね。』
こんなに優しくて、カッコいい私の好きな人。
「…‥ね、A。」
『…ん?』
「‥‥花火大会、一緒に行かない?」
『‥‥‥花火大会?』
「‥‥うん、体育祭終わったら近くであるんだ。‥‥Aと行きたい。」
『…うん、喜んで//。』
角名君と初めてのお出かけ。
…体育祭が終わるのがこんなにも待ち遠しいなんて、なんだか恥ずかしいな…。
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ハルスケ(プロフ) - 零さん» 零さん!?‥間違えでなければ‥ブラックジャッカルの面倒見役でもコメントしてくださった方ですか?そうであれば嬉しいです!‥これからも頑張ります! (2月8日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぅぅ〜!ハルスケさんの作品、大好きですぅ…!もどかしくてそわそわしちゃうけど、それも良いなぁ…って…! (2月7日 18時) (レス) @page18 id: e8df603e1f (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ありがとうございます! (1月21日 21時) (レス) id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 紗雪さん» 紗雪さん!応援ありがとうございます!‥あつむ落ちですか…。う〜ん‥‥、次の作品の主人公をアンケートを取って決めるつもりなので、必ずあつむを入れます!それか、あつむ落ちを作ります! (1月18日 17時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ハルスケさん!侑落ちの作品描いて欲しいです!それといつも応援しています! (1月18日 3時) (レス) @page9 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルスケ | 作成日時:2023年12月25日 17時