第15話 ページ15
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「…貧血と、熱中症ね。ゆっくりしていきなさい。…‥あんまりイチャイチャしないようにね。」
「…はーい、」
『‥ッえ、…あ、‥はい//。』
保健室の先生は、ベッドを貸してくれて角名君は椅子に座っている。
フラフラしている体も少しは楽になり、気分も落ち着いてきた。
「‥‥かわいい。」
その角名君の声を聴くと、何故か瞼が落ちてくる。
そしてゆっくりと、睡魔に襲われ、眠ってしまった。
____
『…ッ時間やばい。』
目を覚ますと目の前にある時計が5時を指している。
足の方に重みを感じると、そこにはうつぶせになって寝ている角名君がいた。
ずっと待ってくれていたんだろうか。
『…‥ありがと///。』
綺麗な羽毛の髪の毛が揺れる。
それに反応して、つい手で髪を触ってしまった。
『‥‥‥かわいい。』
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「…男をかわいいなんて、言っちゃだめだよ。」
『、す、角名君ッ。』
「…‥ずっと起きてたんだけど、…気づかないAの方がかわいい。」
『‥‥‥ご、ごめんね。』
「‥‥‥う〜ん、…本当に悪いと思ってるなら、‥‥俺にハグしてよ。」
『‥‥え、…それは無理だよ///。』
「‥‥えー、なんで。」
角名君は駄々をこねるように、手を広げた。
ハグしたいって言う気持ちは、もちろんある。
けど、‥恥ずかしさが勝ってしまうような気がした。
私は困惑してしまい、何も反応しないまま時が過ぎていく事しかできなかった。
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ハルスケ(プロフ) - 零さん» 零さん!?‥間違えでなければ‥ブラックジャッカルの面倒見役でもコメントしてくださった方ですか?そうであれば嬉しいです!‥これからも頑張ります! (2月8日 16時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - うぅぅ〜!ハルスケさんの作品、大好きですぅ…!もどかしくてそわそわしちゃうけど、それも良いなぁ…って…! (2月7日 18時) (レス) @page18 id: e8df603e1f (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ありがとうございます! (1月21日 21時) (レス) id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
ハルスケ(プロフ) - 紗雪さん» 紗雪さん!応援ありがとうございます!‥あつむ落ちですか…。う〜ん‥‥、次の作品の主人公をアンケートを取って決めるつもりなので、必ずあつむを入れます!それか、あつむ落ちを作ります! (1月18日 17時) (レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
紗雪 - ハルスケさん!侑落ちの作品描いて欲しいです!それといつも応援しています! (1月18日 3時) (レス) @page9 id: 2d0dd09cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルスケ | 作成日時:2023年12月25日 17時