マジか ページ19
Aside
彩「ただいま。」
あたしが帰ってから、数十分後に帰宅してきたあさ。
その声はなんだか緊張気味で、あたしがアイスのスプーンを咥えながら、あさを見た。
貴「ん。おかえり〜」
彩「うん。Aに、ちょっと話したいことがあるの。アイス持ってでいいから、私の部屋に来てくれる?」
これ、帰りと同じパターンじゃね?と思いながらも、あたしはあさの部屋に行くことにした。
貴「…でー、話とは?」
座椅子に座って体育座りをしながら、ハー〇ンダッツのバニラを食べる。
ん、上手い。
彩「あのね、私、侑に今告白してきたの」
貴「へー…って、え?!」
彩「ごめん!Aとは付き合ってるってのは有名だったから知ってたの!けど、自分の気持ちだけは伝えときたくて!」
貴「…」
え、お前の気持ちなんざ知らんがなって思いたいところだったけど、あたしの名前が出てきてしまった限り、知らん振りはできない。
そうでした。
けど、あたしらは“付き合ってるフリ”してるだけなんだよなぁ。
もちろん、双子の妹として、姉の気持ちを尊重したい部分もあるが、何分今回に関しては、侑も大きく
関わっている訳でして…
彩「本当に…ごめん。私ね、実は1年の頃から、侑のことが好きだったの。」
貴「…う、うん。」
マジかよ。早く言おうよそれ。
あたし完全に“姉の好きな人奪ってしまった悪い妹”だよね。
そうだよね。
彩「でも、大丈夫だよ!きっと振られちゃうから…」
貴「え?」
彩「ううん、今は言えない。けど、振られても、諦めないからね、私。」
いや、降られないと思います。
なぜなら、侑は_____________
貴方とあたしを間違えて告白してきたのだから。
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雨季(プロフ) - ましろさん» ありがと!頑張って更新します!笑 (2018年3月26日 8時) (レス) id: b5d9668c4c (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - めっちゃ面白い…早く続きが見たい (2018年3月26日 1時) (レス) id: 35b38c4262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨季 | 作成日時:2018年2月15日 23時