検索窓
今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:42,776 hit

34-2 ページ23

慎吾side



「かんぱい!遅れてごめんね」

剛「仕事でしょ、大丈夫?疲れてない?」

「剛君は優しいな〜
大丈夫。少し収録押しちゃって…」

上「…隠せてないから、疲れてんだろ?」

「…少しだけね」

近「…でも、幸せそうだね」

「え?」

近「慎吾から聞いた〜。おめでと」

「ちょっと慎吾君!」

慎「ええやん。どうせ言うことになるんやから」

「そうだけど…」

上「よかったな〜。彼氏できて」

「ちょっと、その言い方」

剛「おめでとう、慎吾となら絶対に幸せになれるよ」

「…ありがと。私もそう思う」



少し照れながら言うA。
あぁ…きっと3人とも可愛い。って思ってるんやろな。
まぁ、これは思うけど。


それからAの仕事の話とか…
俺たちのこととか…色々話した。



慎「A、喋るのもええけど、飯」

「…」

慎「はい、これだけ。
だし巻き卵うまいで」

「あ、…ん、美味しい」

近「何の躊躇いもなくあーんをした」

剛「…絵になるね」

上「どちらかというと、鳥のえさやり」

「うわっち」

上「さーせん」



そんな話をしていると…隣に座るAが、
少し眠そうにしていた。



慎「…眠い?」

「…ん」

近「そろそろ時間だし…帰るか」

「やだ…」

剛「また集まれるから」

「…」

上「北海道来ればいいだろ」

「それじゃ、慎吾君がいない」

上「慎吾はいつでも会えるだろ」

「会えない…」

慎「また集まろう、な?」

「…ん」

近「行こうか」



会計を済ませて、外に出る。
俺は車で来ていたからAを乗せて帰る。

3人はホテルまでタクシー。



「…またね」

近「じゃーね!テレビで活躍してるAちゃん、
楽しみにしてるから」

「ありがと」

剛「無理はしないこと、いい?」

「うん。剛君もね」

上「じゃーな」

「じゃーね。
3人とも…けがはしないでね」



そういって、3人を送り出す。



「俺たちも帰ろう。送ってく」

「…一人、やだ」

「じゃあ、俺んち来る?」

「…ん」

「ほな、行こう」



Aを助手席に乗せて、走り出す。
ここからは少し家が遠い。



「寝ててええよ」

「…慎吾君」

「んー?」

「一緒にいたい」

「…せやな」

「帰ったら抱き着いていい?」

「仕方ないからええよ」



そう返事をするとやった〜と言って、
そのまま眠りにつく。

たく…子供かよ。
そう思うけど…可愛い寝顔に癒される。



これからも、Aが幸せであるように、

(俺は守り続ける)

35-君との幸せ→←34-報告



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆき | 作成日時:2019年1月14日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。