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慎吾side
「かんぱい!遅れてごめんね」
剛「仕事でしょ、大丈夫?疲れてない?」
「剛君は優しいな〜
大丈夫。少し収録押しちゃって…」
上「…隠せてないから、疲れてんだろ?」
「…少しだけね」
近「…でも、幸せそうだね」
「え?」
近「慎吾から聞いた〜。おめでと」
「ちょっと慎吾君!」
慎「ええやん。どうせ言うことになるんやから」
「そうだけど…」
上「よかったな〜。彼氏できて」
「ちょっと、その言い方」
剛「おめでとう、慎吾となら絶対に幸せになれるよ」
「…ありがと。私もそう思う」
少し照れながら言うA。
あぁ…きっと3人とも可愛い。って思ってるんやろな。
まぁ、これは思うけど。
それからAの仕事の話とか…
俺たちのこととか…色々話した。
慎「A、喋るのもええけど、飯」
「…」
慎「はい、これだけ。
だし巻き卵うまいで」
「あ、…ん、美味しい」
近「何の躊躇いもなくあーんをした」
剛「…絵になるね」
上「どちらかというと、鳥のえさやり」
「うわっち」
上「さーせん」
そんな話をしていると…隣に座るAが、
少し眠そうにしていた。
慎「…眠い?」
「…ん」
近「そろそろ時間だし…帰るか」
「やだ…」
剛「また集まれるから」
「…」
上「北海道来ればいいだろ」
「それじゃ、慎吾君がいない」
上「慎吾はいつでも会えるだろ」
「会えない…」
慎「また集まろう、な?」
「…ん」
近「行こうか」
会計を済ませて、外に出る。
俺は車で来ていたからAを乗せて帰る。
3人はホテルまでタクシー。
「…またね」
近「じゃーね!テレビで活躍してるAちゃん、
楽しみにしてるから」
「ありがと」
剛「無理はしないこと、いい?」
「うん。剛君もね」
上「じゃーな」
「じゃーね。
3人とも…けがはしないでね」
そういって、3人を送り出す。
「俺たちも帰ろう。送ってく」
「…一人、やだ」
「じゃあ、俺んち来る?」
「…ん」
「ほな、行こう」
Aを助手席に乗せて、走り出す。
ここからは少し家が遠い。
「寝ててええよ」
「…慎吾君」
「んー?」
「一緒にいたい」
「…せやな」
「帰ったら抱き着いていい?」
「仕方ないからええよ」
そう返事をするとやった〜と言って、
そのまま眠りにつく。
たく…子供かよ。
そう思うけど…可愛い寝顔に癒される。
これからも、Aが幸せであるように、
(俺は守り続ける)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年1月14日 20時