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剛side
Aちゃんが支度をしている間に何が起きたのかを聞いた。
上「なんすか…それ」
近「Aちゃんの事務所は…Aちゃんを守る気ないんですか」
卓「今までもそうだったって…言ってた」
職員に襲われたこと。
すぐに助けられたから、怪我とかもなかったけど…
大事にしないために、今日の事は何もなかった。
ということで口止めをされたらしい。
職員は…ストーカーをしていたらしい。
でもその状況を…当たり前の日常。というAちゃん。
そんなことはない。辛いって言え。
と皆が言ったらしいけど…本人の口からは一言もでなかった。
でも…俺が来て、泣きだして…
少しだけでも感情を出してくれたことに皆ホッとしたと言っていた。
翔「剛、今日は頼んだで」
剛「はい」
宮「でもまさか剛かー」
剛「え、あの」
上「…ハルタクを超える日が来るとは」
遥「剛、今日だけやから」
卓「送るだけやからな」
剛「もちろんですよ！」
俺は、同級生ということで、仲が良いだけ…。
俺なんか、見てくれるわけ、ないから。
上「剛？どうした」
剛「いや、なんでもない」
近「Aちゃん、準備できたって」
医務室を出ると、Aちゃんと荷物を持った優心。
剛「これ、Aちゃんの荷物？」
優「はい」
剛「俺がもらうね」
「自分で持てるよ」
剛「だめ。俺が持つ。行こう」
Aちゃんを助手席に乗せて、荷物は後部座席へ。
剛「大丈夫？」
「うん…」
剛「じゃあ、行くね」
そう言って、Aを乗せて…走り出した。
場所は事前に聞いていたので、問題ない。
ただ、車の中の無言を…どうしようか、頭の中でフル回転させる。
「…剛くん」
「ん？なに？」
「…さっき、ありがとう」
「さっき？」
「…手、繋いでくれて」
「そんな…急にごめんね」
「剛くんの顔みたら…凄く安心しちゃって」
「…そう言ってもらえて嬉しい」
信号で止まったタイミングで、Aちゃんの頭をポンとしてみた。
ミラー越しで、顔を見ると…少しだけ笑ってくれていた。
「Aちゃん…」
「ん？」
「な、何でもない」
「剛くん？」
「ご、ごめん」
「なんで謝るの？」
「わからない…」
笑顔を守りたい…そう思っただけ。
Aちゃんは気がついていないけれど…
周りには沢山守ってくれる人がいる。
大切にしてくれる人がいる。
その中で…一番傍で守ってくれる人がいるはずだ。
(でも、それは俺ではない)
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名無し17953号(プロフ) - みやさん» わざわざ返信ありがとうございます！どちらにせよ楽しみに待っているので更新よろしくお願いします！ (2019年1月15日 14時) (
レス) id: eb93799d33 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 名無し17953号さん» コメントありがとうございます！お気に入りに入れて頂き、嬉しいです。そして、ご提案ありがとうございます！順番に完成という場合…4番目の話がいつになるかわからず…その話をお待ちいただいている方に申し訳なく…同時進行と致しました。しかし、再度検討します。 (2019年1月15日 12時) (レス) id: c1ba2d722c (このIDを非表示/違反報告)
名無し17953号(プロフ) - すごくおもしろくて全てお気に入りにして見させていただいています！提案なのですが、最後にオチでストーリーを分けている４つの話、ひとつひとつ順番に完結させていくのはどうでしょうか！話が少し混ざってしまって混乱してしまう時があります… (2019年1月14日 22時) (レス) id: eb93799d33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2019年1月14日 20時
