32-好きになるということ ページ14
遥輝side
卓「遥輝、今日片付け早いな」
遥「ん〜そうっすね」
翔「なんや、デートか」
遥「そうっすね〜」
近「え、デートって、誰ですか！？
まさか、Aちゃん差し置いて新しい女っすか！？」
遥「差し置いてないわ」
近「ですよね〜遥輝さんがAちゃん差し置いて…
え！？差し置いてないんすか？！」
遥「近ちゃんうっさい」
近ちゃんのオーバーすぎるリアクションのおかげで、
ロッカー内は、俺とAちゃんの話で持ちきり。
卓「え、Aとデートと？」
遥「そうっす…伝えてきますよ」
翔「ホンマか！明日はパーティーやな」
遥「フラれるかもしれへん」
翔「いや、そらないやろ。
これでフラれてたら…遥輝、今後は諦めた方がええな」
優「え、Aちゃんとデートなんですか」
遥「おぉー、お前のねぇちゃん借りるわ。
というか、もらうわ」
優「…」
近「あ、弟固まった」
上「ちなみに、こっちの兄は慌ててるよ」
鍵「…遥輝、Aちゃんの事本気なんだよな」
遥「…妹さんを幸せにします」
宮「結婚か！」
宮さんのツッコミをもらいつつ…支度を進める。
遥「まぁ、そのつもりあるんで」
宮「ホンマに？え、遥輝、本気なん？」
遥「いつもより…今までにないくらい」
近「遥輝さん、かっこいいっす」
上「さすがに…かっこよすぎます」
遥「なんやねん、それ」
剛「93年組として言います。
Aちゃんのこと泣かせたら怒りますからね」
遥「うれし涙以外は流させへん」
卓「…ホンマに…泣かせたらいつでも奪うからな」
遥「卓さん敵に回したくないんで…泣かせませんよ」
そういって、ロッカーをでようとしたら…
優「あの、遥輝さん！」
遥「んー？」
優「Aちゃん、幸せになれますか？」
遥「…おう、俺が幸せにする」
優「絶対に絶対に…幸せにしてください」
遥「優心…？」
優「俺とAちゃんは姉弟だって言われてます。
何かわからないけど、世間公認です」
近「さらっと自慢してる」
優「俺、Aちゃんの事、大好きなんです。
本当に本当に…大好きなんです」
遥「知っとるよ」
優「人としても尊敬してるし、
これからもずっと仲良くしていきたいし、
これからも…ずっと笑っててほしい。
幸せになってほしい」
遥「…」
優心が目を真っ赤にして…俺に訴えてくる。
優「その幸せは…遥輝さんと一緒であってほしい」
遥「…まかせとき」
優「お願いします」
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作者名：ゆき | 作成日時：2019年1月14日 20時
