maybe＊95 ページ46
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
コーヒーを飲みながら、うちのソファに座る 2人の距離がもどかしい。
気まずい沈黙を破るかのように
健が口を開く。
「岡田と 幸せになれよ。」
そんな風に突き放されたら
『うん。
幸せになる。』
って言うしかないじゃない。
自分で言って
胸が張り裂けそうになる。
私の言葉を聞いて
健に押し倒された。
「良いの？」
『うん。』
良いに決まってるよ。
私
こうなる事を望んで
部屋に誘ったんだから。
「俺 あの時言ったよな？
次にお前を抱く時は確かな未来が約束された時って。
お前 それの意味わかってんの？」
『うん。わかってる つもり。』
もし 抱いてくれたら
また 身体も心も結ばれたら、、、。
目を閉じて健のキスを待つ。
でも
健がくれたのは
キスではなく
自由だった。
「やっぱり無理だ。岡田からお前の事奪えないわ。
俺がお前を迎えに行かなかったんだから。
つかさ
コレ 没収。」
健は私の胸元のペンダントを指し言う。
「もうさ、これ 必要ないでしょ。
神谷は もっと大事なもの手に入れたんだからさ。
ごめんな、これのせいで お前を苦しめてたな。
このペンダントがお前の心をガッチリガチに縛り付けて
心も檻に閉じ込めてさ。
まるで囚人じゃん。
もう、自由になりなよ。
俺から解放されなよ。
俺、もう絶対居なく なんないし、ずっと神谷 と岡田の近くに居るからさ。
お前らの幸せ見続けるからさ。
岡田と幸せになりなよ。」
健は私のアタマを撫でながら こう言うから
私は涙が止まらなくなり
10年分の健への想いと一緒に全て流した。
私はペンダントを外し
健に返した。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
1週間後 帰国した准一が お土産を持って私の部屋に来た。
『お疲れ様。今回の仕事はどうだった？？』
准一「うん、俺ね やっぱりこの仕事好きだよ。
改めて実感した。
あ？
あれ？
Aあのペンダントは？？」
ずっと肌身離さず身につけてたから気付くよね。
准一は あのペンダントが健からのプレゼントとは知らないの。
もう、言わなきゃ。
やっと解放されて 踏ん切り着いたんだからね。
『うん。
没収された。』
「健くん？」
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しあテテ(プロフ) - ピヨ（・8・）かみやさん» ふふいろいろ妄想しながら待ってるｗ♪ (2015年11月26日 2時) (
レス) id: bef1a09179 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - しあテテさん» ありがとうございますあちら止まっててすみません。(^^; (2015年11月25日 17時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - うわーーーこっちもｙんじゃったああああ〜こう胸が締め付けられる切なさーー最高(;_;)楽しかった♪ (2015年11月25日 12時) (レス) id: bef1a09179 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - みーたんさん» みーたんさん おはようございます(^^)そんな風に言ってもらえて 嬉しすぎます( ﾉД`)ｼｸｼｸ… 読んでいただいてありがとうございます(〃∇〃) (2015年3月27日 6時) (レス) id: 3e2b4b6f73 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 素晴らしい作品で最後の方泣いちゃいました！！ほんと、この作品を作ってくれてありがとうございます。 (2015年3月27日 1時) (レス) id: 344082c829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピヨ@かみや
| 作成日時：2014年9月1日 15時
