maybe＊92 ページ43
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
けど
無理やり
剥き出しになってしまった気持ちを抑え
マンションの駐車場でAを降ろした。
『送ってくれてありがとう 楽しかった』
と言うAに
「また 今度は岡田が居る時に飯行こうよ。
剛んとこでもいいし。」
岡田が居る時に、、、
思ってもない事を口にする俺。
でも、また会いたいんだよ。
例えお前が岡田のモノでも。
「んじゃ。」
と、言って車を出そうとした時
『うち、寄ってかない？』
Aが言う。
お前
それ
誘ってんの？？
今 俺
そんなこと言われたら
何もしない自信ないから。
知らないからな。
初めて入るAの部屋。
懐かしいAの香りが鼻を掠め
胸が苦しくなる。
『コーヒーで 良いかな？？』
「さんきゅう」
ビミョーに距離を空け
2人でソファに座りコーヒーを啜る。
しばらくの間
沈黙が流れる。
沈黙に耐えられなかった俺は
「岡田と 幸せになれよ。」
心にも無い言葉が口から出てしまった。
『うん。
幸せになる。』
自分で言っておきながら
Aのひと言に
抑えていた想いが
10年分
いや、それ以上前からの
俺のキモチが
溢れ出して止まらない。
俺はソファにAを押し倒した。
Aも
全てを受け入れる覚悟を決めたような顔で俺をみつめる。
「良いの？」
『うん。』
「俺 あの時言ったよな？
次にお前を抱く時は確かな未来が約束された時って。
お前 それの意味わかってんの？」
『うん。わかってる つもり。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しあテテ(プロフ) - ピヨ（・8・）かみやさん» ふふいろいろ妄想しながら待ってるｗ♪ (2015年11月26日 2時) (
レス) id: bef1a09179 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - しあテテさん» ありがとうございますあちら止まっててすみません。(^^; (2015年11月25日 17時) (レス) id: f1281b6c7d (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - うわーーーこっちもｙんじゃったああああ〜こう胸が締め付けられる切なさーー最高(;_;)楽しかった♪ (2015年11月25日 12時) (レス) id: bef1a09179 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ（・8・）かみや(プロフ) - みーたんさん» みーたんさん おはようございます(^^)そんな風に言ってもらえて 嬉しすぎます( ﾉД`)ｼｸｼｸ… 読んでいただいてありがとうございます(〃∇〃) (2015年3月27日 6時) (レス) id: 3e2b4b6f73 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 素晴らしい作品で最後の方泣いちゃいました！！ほんと、この作品を作ってくれてありがとうございます。 (2015年3月27日 1時) (レス) id: 344082c829 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピヨ@かみや
| 作成日時：2014年9月1日 15時
