#再会. ページ6
5人の自己紹介と、改めて瀬波の自己紹介を。
「ここで話すのもなんだし」と気を利かせたスタッフはそのまま8階にある部屋へと6人を連れていく
扉から明らかに普通の家とは違う場所。
庶民が住めるような場所じゃないと言うことだけは瀬波も理解が出来た。さっきまでフリーターやってた22歳の男が来てもいいような場所じゃ無いということも。
それでも契約は契約。瀬波がどう思っていようが受かった以上ここで住んでお世話をする事は絶対だ。
「うわー！ひっろ！」
「ジン、見てすごい部屋がいっぱいある」
「え、これもしかして6人分の部屋あるんですか？」
広い部屋、リビングでぐるりと一回転した後盛り上がったのは岸優太。このグループで1番年上らしいが、1番幼いような気も…しなくもない。瀬波の目にはそう見えてしまった。
そして皆が落ち着いた所でスタッフがもう一度条件を提示した。
「家賃は6人で折半。瀬波さんには毎月お給料をお渡しします。食費、光熱費も折半でお願いします。
そして応募要項にもあったように瀬波さんには家事全般をしてもらいます。」
黙って話を聞いた後、スタッフはそのまま6人を部屋に置いて出ていってしまった。
シンと静まり返る室内、最初に口を開いたのは�盒兇世辰拭�
「Aくん、僕らの事は年齢気にせず好きに呼んでいいからね」
「あぁ…分かりました。ありがとうございます」
少し堅苦しい瀬波。わざとこうしている部分もあった。
SNSで見た批判の数々。男だとしてもファンは嫌がるかもしれない、そう思いなるべく話さず関わらずを決め込もうと勝手に決めていた。
「俺ら服とか持って来てないし、一旦帰って荷物持ってこようよ。Aくんも手ぶらで来ちゃってるし」
「確かに。部屋だけ与えられてもね」
「え、荷物持ったまま仕事？」
「置きに来る時間くらいはあるやろ」
「じゃあ今から自由時間ね」
皆でそう決めた後、部屋を後にし鍵を閉める。
しっかりと6人分の鍵も渡され、瀬波の手が震える。今頃になってこの人達と同居するんだという実感が湧いてきたのだろう。
マンション前で別れると、急いで家へと戻りボストンバッグに荷物を纏める。
幸い服と簡単な小物しか無かった部屋、家具は元々置いてあったものだったため動かす必要も無い。
いきなり大家さんの所へ訪問して驚かれたが応援もしてもらい、役所に行って住民票移しも終えた。
これから先どうなって行くのか少し楽しみだ。
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宮(プロフ) - 名無し43069号さん» わー！！ありがとうございます！励みになりますー！！！！ (2022年12月9日 13時) (
レス) id: eaadcb025a (このIDを非表示/違反報告)
名無し43069号(プロフ) - 超絶めちゃくちゃこのお話好きです！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年12月9日 13時) (レス) @page40 id: 1a12019006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮
| 作成日時：2022年12月2日 13時
