#俺はやだな。. ページ20
「お礼だから」と財布を取り出そうとする瀬波を制して、�盒兇�クレープを奢った
両手が塞がってるから、と買い物袋を腕の方へ提げ直し、片手に自分のクレープ、もう片方に�盒兇離�レープを持ち食べ歩きしていた。
「海人くん、鼻にクリーム付いてんで」
「え、うそぉ」
「あざといわぁ」
2人顔を見合せて楽しそうに笑う。瀬波も甘いものは久しぶりで幸せなのだろう、顔が綻びっぱなしだ。
大通りを食べながら歩いていると、どこか見覚えのある人物がこちらに歩いてくるのが視界に入る。
ロケ隊を引き連れた平野だ。
こんな時間から、と2人で足を止め平野を目で追っていると向こうも気が付いたのかパアッと表情を明るくさせ、手を振っている。
「何してんの2人で！」
「Aくんとデートしてる」
「羨まし…え、いいなぁ！俺もしたいんだけど！」
カメラが完全にオフの�盒兇函△修領戮卜�つ瀬波に向けられる。
はは、と笑う�盒兇牢靴譴燭茲Δ吠震遒伐駭辰鬚垢襪�、瀬波はそういう事には全く慣れていない。少しだけオドオドしながらクレープを頬張った。
「こちらの方は？」
と言うスタッフの声。
ハッとしたように平野はカメラの方に向き直り瀬波の説明をざっと簡単にした。
「弟みたいな」とセンターで分けられた瀬波の髪を撫で、優しく笑う。買い物をしてた時の高橋と同じ表情だ。
「じゃあまた！海人もAも頑張れ！」
「紫耀くんも頑張ってな」
「僕はオフなんだけどなぁ」
ロケ隊を引き連れ、2人から離れていく平野。
その背中をじっと眺めた後マンションへと戻って行った。クレープも食べ終え、元気も出たのか家に着くと買ったものをすぐに冷蔵庫へと入れていく。
その様子を袋を持ったまま瀬波の隣に立って眺める�盒供�
横顔をじっと見つめた後、口を開いて問いかけた。
「もし、さっきのがオンエアされるってなったらAくんはどう思う？」
「え？あ、あー、そうか。あれテレビやもんなぁ」
何も気にはしていなかった瀬波、袋の中の物を入れ終えると洗濯物をとベランダの方へと向かう
その後ろをついて行く�盒兇呂匹Δ靴討眄デ箸龍瓩�に居たいのだろう。
「俺はやだな。Aくんが表に出るの」
「やだなって…」
「…だって、Aくんは俺達のじゃん。このままずっと居てくれたらいいのにって、表に出て欲しくないって思う。」
「…はは、俺は自分から出ようとは思わへんよ。その世界興味無いねんから」
少しの動揺を隠すように瀬波は笑う。
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宮(プロフ) - 名無し43069号さん» わー！！ありがとうございます！励みになりますー！！！！ (2022年12月9日 13時) (
レス) id: eaadcb025a (このIDを非表示/違反報告)
名無し43069号(プロフ) - 超絶めちゃくちゃこのお話好きです！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年12月9日 13時) (レス) @page40 id: 1a12019006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮
| 作成日時：2022年12月2日 13時
