#4. 〃 side ページ4
「くっそ…」
「猿川くん扱いやすいね〜、まぁ無理にとは言わないけど」
「…あお…蒼瑠璃って言うゲームで仲良いやつが居るんだけどよ、そいつの家いつもうるせぇんだよ」
「どんな？」
「なんかこう…、怒号と悲鳴と…。
今日も少しやってたけどそればっかでさ」
「かなりやばいんじゃないの？それ」
「ん。その後はバイトが入ったから解散したけど、おかしいと思うあいつの家」
今日の事を思い出しながら話していく。
意外にも理解もテラも親身になって聞いてくれた。
理解は腕を組み「なるほど」と小さく呟く。
テラは頬杖を付きながら「んー」と何か考えていた。
俺はそれを見るだけしかできなかった
「バイトって普通のでしょ？」
「多分。22時以降に終わって、朝新聞配達もしてるっぽいけど」
「え、成人してんの？」
「知らね、仲良いだけでそんな詳しくは聞いてねえ」
仲良いから、よく遊んでいるからと言うだけでそんな細かい事は聞く必要あるのかどうかよく分からない。
ゲームの話で盛り上がる為、日頃何をしてるのかなんてお互い全く知りもしない
どこ住みかも、学生か社会人かも、家の事も。
「学生だったら相当やばいけどね、そのバイト」
「多分成人してるんじゃないですか？じゃないとハード過ぎますよ」
「そうだよね、…まぁ、僕らは話したことないから憶測になっちゃうね。」
「ですね、やっぱり詳しく話せるのはお前しかいないな、猿」
「はー、はいはい。分かってるよ、」
そんなこと分かってる。
けどあいつと連絡を取り合うとか、…ふと思い出した。
数ヶ月前に連絡先を交換した。
『何かあっても連絡しなくていいからね』なんて言って交換した記憶がある。
あいつも俺の扱いに慣れて、すぐ言うことに反発して何でもしてしまうようになったから覚えてる。
「そしてテラさん、今のでポテチ13枚目です」
「げ、数えてたの…」
そんな2人を前にし、俺はあおのアカウントを見つける。
「蒼瑠璃」と書かれたアカウント。
アイコンは初期設定のまま、俺はメッセージを送ってみた。
バイト中だから返ってくることも無いんだろうけど。
猿川これあおの連絡先?
猿川バイト終わったら連絡しろよ
案の定、すぐに既読もつかないし返ってくることも無い。
返事は気長に待つか、ポテチをテラに全て譲り俺は席を立った。
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ギ - カリスマの小説ずっと探してたので幸せです！よかったぁ…良い話と言えば不謹慎ですが、感動しました。始まり方も終わり方も最高です。ありがとうございました…！！ (1月11日 3時) (
レス) @page31 id: 991a92c757 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 小説読ませて頂きました!本当に本当に面白かったです。思った以上にちゃんとしたストーリーで最後普通に感動してしまいました!蒼瑠璃くんとカリスマ達の会話や考えている事の描写が素敵でした。まだまだ伝えたい感想は有るんですがコメ上限がギリギリで。神作ありがとう (12月17日 10時) (レス) @page31 id: 335dee970a (このIDを非表示/違反報告)
4ＯＮ(プロフ) - カリスマの小説が見れて嬉しいです！！宮さんの小説好きです！！更新楽しみにしてます😊無理せず頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page7 id: 9856af7875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮
| 作成日時：2021年11月20日 11時
