#3.〃 side ページ3
何故か息が切れており、喉からヒューヒューと音が鳴っている
「大丈夫かよ」
『大丈夫大丈夫…、ちょっと帰ってくるの遅くなる』
「何時までだよ」
『ああー…分からん、22時以降…朝も新聞配達あるし、』
「は？急にそんな入るもん？」
『しゃーない、小遣い足りないし』
なんて適当に流し、向こうはオフラインになった。
通話も『また』と言って切って、1人でゲームをする羽目に。
1人でレベ上げして、あいつに驚かれるのもいいけど…やっぱ揃ってやった方が楽しい気がする。
なんやかんや流されながらも進めてくのが楽しいし、俺もゲームを辞めた。
はーあ、と溜息をつき部屋を出た
「あ、猿ちゃん」
「ん？」
「今日の晩御飯なんだけど、ハンバーグと親子丼で悩んじゃって…猿ちゃんは何がいい？」
「どっちでも」
「どっちでも…！？」
買い物に行くのかいおは財布を持って玄関で靴を履いていた。
俺の言葉に声を張り上げるいお、しっかり選べと言わんばかりに俺を見つめてくる。
「…親子丼」
「そっか！そうだね〜、今いるみんなに聞いたけど親子丼多かったしそれにしよっと〜！」
「おー、」
「じゃ、行ってきま〜す、猿ちゃん喧嘩しちゃだめだからね」
なんて釘を刺され、俺はみんなが集まる場所へと向かった。
棚からポテチを取り出し椅子に座って袋を開ける。
1枚、2枚と食べているとテラが目の前に座り一緒に食べ始めた。
「怪我してるよ、猿川くん」
「あ？ああ、ちょっと擦りむいただけだろ」
「ああそう」
そんな淡々とした会話をし、また無言で食べ進めていく。
お互いにスマホを見て会話をしようともしない、そんな中に理解が笛を吹いて向かってきた
なんでここはこんなにもやべー奴ばかりなのか。
自分が一番まともに見えて仕方が無い
笛吹くわ、死のうとするわ、セクハラするわ、負荷があーだこーだ言うわ。
目の前にも自分が好きなやつもいるし、よく考えてみなくても個性が強いやつばっか
「…」
「…猿川くん、元気無いけど大丈夫？」
「え？」
「確かに、いつもとはちょっと雰囲気違いますね、やかましくない」
「常にやかましいわけじゃねーし、てかやかましくねーし」
「なんかあったんじゃないの？」
「別に」
テラも理解も相手にせずスマホの画面を眺めていた。
教えてと言われても反発して教えず。
「じゃあいいや、教えてくれなくて。」
「は？言うに決まってんだろ」
また乗せられて勝手に言葉が出てきてしまう。
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ギ - カリスマの小説ずっと探してたので幸せです！よかったぁ…良い話と言えば不謹慎ですが、感動しました。始まり方も終わり方も最高です。ありがとうございました…！！ (1月11日 3時) (
レス) @page31 id: 991a92c757 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 小説読ませて頂きました!本当に本当に面白かったです。思った以上にちゃんとしたストーリーで最後普通に感動してしまいました!蒼瑠璃くんとカリスマ達の会話や考えている事の描写が素敵でした。まだまだ伝えたい感想は有るんですがコメ上限がギリギリで。神作ありがとう (12月17日 10時) (レス) @page31 id: 335dee970a (このIDを非表示/違反報告)
4ＯＮ(プロフ) - カリスマの小説が見れて嬉しいです！！宮さんの小説好きです！！更新楽しみにしてます😊無理せず頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page7 id: 9856af7875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮
| 作成日時：2021年11月20日 11時
