#2. 反発side ページ2
雲ひとつ無い晴天。
嫌になるほど眩しく照りつける陽射し、暑くて暑くて仕方が無い。
喧嘩にも負け、イライラしながらシェアハウスへと戻ってきた。
「猿、また喧嘩したのか」
「うるせぇ」
「そしてまた負けたんだな？猿よ」
「負けてねーし！！てかうぜぇんだよ理解！話しかけんな！」
ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら俺に近寄ってきて、負けただのなんだの。
それはそれを振り払い、自室に一旦戻り服を持って風呂場に向かった
天彦も今日は何とか大使がとか言って外に出掛けたし、急に入ってくる心配もない。
シャワーからお湯を出し、傷口を洗う。
ジワジワと当てていくが染みては激痛が走り、小さく呻く。
少しして、何とか血も流れ傷口も綺麗になり汗もかいたためついでに、と頭も体も洗った。
洗い終わり、脱衣所で体を拭き服を着る。
部屋着でとてもラフな格好、今日はもう外に出る予定も無いし部屋でゆっくりしておこう。
「あれ、猿ちゃん帰ってたんだ」
「おー、いお」
「部屋戻るの？」
「ん、なんか用事あったら呼びに来て」
そう言って、俺の部屋に入った。
椅子に座り、モニターの電源をつけて最近やりこんでいるゲームを開いた
コントローラーで自キャラを動かして、オンラインで友達と協力していくよくあるゲーム。
「あ、あおいる」
平日の昼間、ログインしていた俺の1人のフレンド
「あお」
『あー、猿』
「平日の昼間にいるの珍し」
『んー、たまたま時間あったからさ』
また向こうの物音が凄い。
蒼が出してる音では無いが、怒号と悲鳴。
それを気にしてないのか、それとも気付いていないのか一切触れずゲームを進めていく蒼
俺もなんか触れちゃダメなのかと思い触れて来なかった。
いや、1回触れたけど濁されて結局分からず。
『ここのマップでいい？経験値がうまくてさ』
「あー…」
『…あ、そっか。ここのマップ嫌だよね、選ばないようにするわ』
「いや、そこがいい。このマップ行くぞ」
『チョロ』
蒼の言葉にハッと我に返る
またこいつに簡単に流された…
最近俺の事を知り、そしてどんどん扱いが上手くなっている気がする
『…ごめん猿、ちょっと呼ばれた。先進めてて』
「は？待ってっし」
『はいはい』
また適当にそう言って蒼はイヤホンを外し部屋を出て行った
適当にブツブツ言いながら進めていると、扉に勢いよくぶつかる音がして肩が跳ねた。
ガタガタ、と音がし声が近くなる
『…ごめん猿、バイト入った』
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ギ - カリスマの小説ずっと探してたので幸せです！よかったぁ…良い話と言えば不謹慎ですが、感動しました。始まり方も終わり方も最高です。ありがとうございました…！！ (1月11日 3時) (
レス) @page31 id: 991a92c757 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 小説読ませて頂きました!本当に本当に面白かったです。思った以上にちゃんとしたストーリーで最後普通に感動してしまいました!蒼瑠璃くんとカリスマ達の会話や考えている事の描写が素敵でした。まだまだ伝えたい感想は有るんですがコメ上限がギリギリで。神作ありがとう (12月17日 10時) (レス) @page31 id: 335dee970a (このIDを非表示/違反報告)
4ＯＮ(プロフ) - カリスマの小説が見れて嬉しいです！！宮さんの小説好きです！！更新楽しみにしてます😊無理せず頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page7 id: 9856af7875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮
| 作成日時：2021年11月20日 11時
