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傷つく心と可能性 ページ7

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『と、、さか、先輩』


先輩が目の前に現れた瞬間、
周りの音も自分がどこにいるのかも分からなくなった




直「A!!」


強い音を立ててドアが開いて、そこから覗くのは少し汗ばんだお兄ちゃん



一気に目が覚めたようになって周りを見渡せば、
怒った様子のお兄ちゃんに胸ぐらを掴まれた登坂先輩と、焦った様子の皆さんの姿。





『お兄ちゃん!?』




直「臣、俺言ったよな?もうAには会わないで欲しいって」



臣「…すいません」



直「岩ちゃんまで使って、そこまでしてAに会いたいって思うなら…なんでこいつ選ばねぇんだよ!?」



臣「…すいません」



直「そんな覚悟もねぇのに、人の妹たぶらかしてんじゃねぇよ!」





『お兄ちゃん!!』








お兄ちゃんはこれまでに見た事ないくらい怒っていて、その瞳には少しだけ涙が溜まっていた








『…もういいから』




今の私が言える言葉はこれくらいで、これ以上言ったらまた涙が出てきそうで、怖かった。





直「…ごめん、今日は帰るわ。」


そう言って鞄を掴んでドアに手をかけたお兄ちゃんはふいに立ち止まり





直「…臣、お前が一番良く分かってんだろ、半端な優しさが一番人を傷つけるって事。
…自分でよく考えろ」



そう言い残して出て行った。





残された空気は重く、誰にも壊すことは出来なかった。そんな中、




臣「…俺さ、」


と、突然口を開いた登坂先輩の言葉に皆の視線が向かう






臣「ずっと、自分が傷付くのが怖かった」





この先を聞きたくないと耳を塞げば、彼を好きだという気持ちをこれ以上傷つけることも、失う事も無かったのかもしれない。




それでも私が耳を塞がなかったのは、きっとまだ心のどこかで可能性に賭けてみたいと思ったからなのだろう。

強い心とわだかまり→←零れたモノは



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設定タグ:GENERATIONS , 三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:恋愛
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Honey(プロフ) - まゆさん» 感想や温かいお言葉有難うございます!!オチなどはまだ詳しく決めていないのですが、ご期待に添えるようこれからも中務さんとのお話沢山書かせていただきます!これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2018年12月3日 15時) (レス) id: 2fd9802047 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - このお話すごく大好きです!みんなも恋愛感情が色々と渦巻いていて読んでいてキュンキュンするし、考えさせられるお話です!私は裕太君が大好きなので主人公ちゃんには裕太君とくっついてほしいですけど、今後の展開がどうなるのか楽しみにしています! (2018年11月29日 11時) (レス) id: 727ab08095 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Honey | 作成日時:2018年8月28日 11時

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