SEVEN PRINCESS 3

新しい朝 ページ19

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『おはようございます！』




今日から心機一転
新しい一歩を踏み出した私の心は迷いも戸惑いもなくスッキリしている






亜「おぉ…おはよう？」


龍「なんやえらい元気やな」






困惑が隠しきれない皆さんの顔を見ていると、私は相当重症だったようだ

何かを閃いたように目を開いた関口さんが








関「なんか隼と似てるよ」








その言葉に小森の姿を探す

…と、







『ぐえッ』





猛突進してきた金髪…いや、小森の頭








隼「Aさんと一緒だなんて嬉しいなぁ〜。
俺、今人生で一番最高っす！！」








でもそんな事気にも留めていない彼は屈託のない笑顔で私に話しかける

何が嬉しいのやら全く分からないけど…







『あぁ…それは良かった』






若干ひきつった笑いになりながらも微笑む

すると、「きゃあ！！」なんて変な声を出しながら白濱先輩の元へと走って行ってしまった









涼「何か良い事でもあったんですか？」




いつもの様にコーヒーを片手に現れた片寄にお礼を言いながら受け取る







『私、今日から心入れ替えようと思って』


涼「また急ですね笑」


『逃げてるばっかじゃダメだから』









確認事項のように自分の心にそう告げる







『目の前にあること、ちゃんと一つずつ考えようって』


涼「強くなりましたね、Aさん。なんかこう…人間的に」


『それ中務さんにも言われた笑』


涼「裕太くんに？」


『うん。昨日相談乗ってもらってて』






そう言うとフッと真顔になり俯いた片寄

どうしたのかと訪ねようとすると資料の棚で視角になった場所へと手を引かれる

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