SEVEN PRINCESS 3

保育園 ページ2

『な、んで今市さんがここに…』


なんとか声を絞り出し、目を丸くしてそう言えば



隆「それはこっちのセリフだって！え、岩ちゃんの彼女なの？」


と言われてしまう。



そんなわけないです！と言おうとした矢先、

「お目が高い！さっすが隆二さん」

なんて馬鹿げたことを言う岩田さん。



おかげで今市さんはパニック状態で、その場に居た皆さんも困惑状態。


もう…岩田さん！！





なんとか誤解を解いてやっと今市さんと話す。


隆「つまり、Aちゃんはここで働いてるって事か」


『…そういう事です。』




そういう事ですけど理解が遅すぎますよ…

それだけの説明をしてかれこれ20分は経った。



隆「てことは、あの日看病した男ってのは亜嵐のことだったのか！
うわぁー俺てっきり彼氏かと思ってたわ笑」


『彼氏などというものははいませんし、第一私、上司のお見舞いって言いましたよね！？』


そう反論すると「そういうプレイかと…」なんて訳の分からないことを言い出したので軽く受け流す。



暫くそんな会話を続けていると、




岩「ねぇどういう事？隆二さんと知り合いだったの？」


龍「ほんまですよ。どうゆう成り行きなん？」


亜「俺看病した日って、あの日だよね？」




と、まだ謎が解けていない皆さんに口々にそう言われて、
今市さんが説明しようとしてくれたけど、変な誤解を招きそうなので自分で丁寧に説明する。





.

.


涼「そういう事だったんですね、あー良かった。」


ん？片寄よ、良かったとはなんだ？



裕「ま、お前が隆二さんを誘えるわけないしな笑」


ちょっと待ってください中務さん、まだお昼です。



玲「つか話まとめたら、悪いの亜嵐君じゃん。」


ちょっと佐野は…って、え？白濱部長？



そう言った佐野の一言で矛先は一気に白濱部長へ向かい、5秒後には佐野と白濱部長のプロレス開始。


助けを求めようと今市さん達を見ても
「そこだー！」とか、「玲於、足狙え足！！」とか、男子の感情でまくってて話にならない。


仕方なく、

『ほかの部署の皆さんのご迷惑になるので！』

そう言うとなんとか静まってくれた。




ここは…保育園ですか？！！

一体→←リュウジさん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す