リュウジさん ページ1
真剣な顔の小森と暫く見つめ合っていると、
「あーーっ！！見つけたー！！」
と、ほぼ世界一と言っても過言ではないほどの大きな声が聞こえてきた。
この声は…
と言った小森の呟きが聞こえてきて、『何？』と聞くと、
「ドンッ！」
という効果音がつきそうなほどの勢いで何者かによって全身が温もりに包まれた。
隼「はぁ…、もうムード壊さないでくださいよ
…岩さん。」
『岩さん？！』
小森の言葉に驚いて顔を向ければひょこっと顔を出した彼が、「ガンさんで〜す！」
なんて言って笑ってる。
隼「どうしたんですか？…ってか離れてくださいよ！」
岩「今日からリュウジさん復帰で、その挨拶で近くまで来てたから。
そしたらAちゃんが俺を呼んでたってわけ！」
『呼んでません。』
岩「今日も安定に堕ちないね〜、スキっ！！」
『意味がわかりません…』
そもそも堕ちないでしょ…
わたし、タイプじゃないし。
…言わないけど。
隼「え、今日からなんすかリュウジさん！
ちょ、俺挨拶行ってきます！！」
そう言うとボルトのような勢いで走り去ってしまった。
その小森の後ろ姿を見ていると、
岩「俺らも行こっか笑」
そう苦笑いで言った岩田さんに頷き、横に並んで部署に進む。
…けど、目線が痛い！
流石イケメン、受付の人まで上がってきてるし。
廊下は真ん中だけ開けられて端には女子がズラリ、ほぼ花道状態。
『…凄いですね、岩田さん』
岩「ん？何が？」
『いや、あの周りの目線が…』
岩「あー笑
大丈夫、時期になれるよAちゃんも。」
『はい？』
岩「え？だって俺の奥さんになったらこんなの朝飯前だって！」
『ならないですから。』
声が大きい岩田さんをどうにか静めると、
「ちぇっ」なんて呟いてる。
これはこれで…可愛いぞ、保育園児みたいで。
そのまま黙って岩田さんを連行して何とか部署まで辿り着く。
ドアに手をかけると同時にドアが開き見事おでこに扉が命中。
「ちょ、大丈夫？！」
と言いながらかがみ込んで来た人の気配を感じ、顔を起こした
『大丈夫で、…え？』
「あ、」
岩「どうしたの？」
岩田さんが言ってた復帰した「リュウジさん」って、
小森が走っていった原因の「リュウジさん」って、
まさか…
『あの隆二さん？！』
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Honey(プロフ) - まゆさん» 感想や温かいお言葉有難うございます！！オチなどはまだ詳しく決めていないのですが、ご期待に添えるようこれからも中務さんとのお話沢山書かせていただきます！これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2018年12月3日 15時) (
レス) id: 2fd9802047 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - このお話すごく大好きです！みんなも恋愛感情が色々と渦巻いていて読んでいてキュンキュンするし、考えさせられるお話です！私は裕太君が大好きなので主人公ちゃんには裕太君とくっついてほしいですけど、今後の展開がどうなるのか楽しみにしています！ (2018年11月29日 11時) (レス) id: 727ab08095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Honey | 作成日時：2018年8月28日 11時
