彼の昔 ページ4
『いや、あの…』
5人の男から見つめられる中、
今私に出来ること。
それは、
『すいませんでした!!』
今までした事も無い位に深く頭を下げ、
一切口を開こうとしない彼らを通り過ぎようとした。
でも、
涼「やっぱり何にも変わってないですね。
Aさんは笑」
そう言いながら唯一まともな片寄に腕を掴まれた。
ん?何にも変わってない??
涼「覚えてませんか?
大学で一緒だった、片寄涼太です。
医学部で、黒縁メガネの。」
片寄涼太…医学部の黒縁メガネ…、
『あー!!あの片寄くん!?』
涼「やっと思い出してくれましたね笑」
片寄とは大学が一緒でよく食堂で会っていた。
髪型やファッションはそっちのけ。
ずっと研究室にこもっていたため、
印象は黒縁メガネを掛けていたことぐらい。
未だに頭の整理が追いついていない4人を除き、
昔の記憶を引き出しながら、片寄を見た。
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作者名:Honey | 作成日時:2018年3月24日 19時