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無表情 ページ10

「質問1、あなたの名前は?」

「…A…」

A…

「ではAさん、
あなたは人間で間違いないですね?」

少しくらい笑ってほしかった。
いや、本当に、Aさんが人間でない場合、
それこそ牢屋に閉じ込めなくてはいけないので
この確認は必須事項なのだが、

5パーセントくらいは
笑われるのを覚悟で言ったのだ。

何の反応もなく、

「…はい」

と答えられては
こちらが気恥ずかしい気持ちになってしまう。


「…質問2、あなたはどうやって
こちらの世界にはいられたのですか?」

目があった。

この場合、僕は彼女の後ろの壁を見ていて、
彼女の視線にふっと気づいて顔をみると、
目が合ってしまった。そういうことになる。

僕はSharm以外の人間と
目が合ったのは初めてで心臓が飛び跳ねるくらいに
ビックリした。
目をそらしてしまう。


「私…!」

彼女の声は先ほどより大きくなっている。


「死んだんですか。」


“死んだ”
その言葉を発したとき、

彼女の顔からはなにも

読み取れなかった。

架空の世界→←ひざの上に拳



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mixx(プロフ) - 翡翠.さん» あリがとうございます!!元気」づけられました**これからもよろしくおねがいします:) (2012年8月24日 23時) (レス) id: 9d2c923247 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠.(プロフ) - こういう小説好きです!最後まで応援し続けたいと思いますね!更新頑張ってください!! (2012年8月24日 20時) (レス) id: 7fbbfdda75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mixx | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mixxroom/  
作成日時:2012年8月21日 12時

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