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マネヒョンから次の決行日を聞いても、例のモデルは相変わらずであることを聞いても、生返事しかできなかった。
テヒョンは連絡しろと言うけど、この状況で自分から連絡など取れる訳がない。
Aは幻滅しただろうか。俺なら幻滅する。
誰にでもこんな事をする、軽い奴だと思われただろうか。俺は...俺は、Aにしかあんな事しないのに。
1人の浴室で、シャワーを浴びたままゆっくりと今日を振り返る。
今日1日で、Aを他の人に見られたくないと何度も思ったし、Aと一緒にいると心臓が煩くて冷静でいられない。
そして、傷つけてしまったと思うとこんなにも心が痛くて、悲しい。
嫌われたくない、俺を見て欲しい。
今まで感じたことのない我儘な欲望。
...恋。
この気持ちをこう呼ばなかったら、何と言うのか。いい加減認めるしかない。
俺は、Aの事が好きなんだ。
「...クソッ」
どうにもならない気持ちと現実に苛立ちを隠せない。
自分を叱責するように頭から冷たい水を被った。
謝ろう。傷つけたことを謝って、自分の気持ちには鍵をかけよう。
そもそも自分が好きになっていいような存在ではない。彼女は韓国芸能界の宝だ。
ずっと友達でいれたら、それで良い。
重い腰をあげながら浴室を出て、タオルで身体を拭きながらスマホを見る。
...もう一度見る。
「A！？」
通知に表示された名前は間違いない、十数秒前まで思い浮かべていた人そのものだ。
『こんばんは、今日はありがとう！またよろしくね。
あの、私が出てたドラマを見たがってるって聞いたんだけどDVD貸そうか？』
...ん？
DVD？
そんな事一言も言ってないんだけど？
「...おい！ジョングガ！」
思い当たった犯人の名前を呼びながらドアを開けると、したり顔でこちらを見る6人。
「ドラマ見たいのは俺なんですけど、書き方悪くて勘違いさせちゃいました。すみません」
申し訳なさを全く感じられない謝罪。
これは確信犯だ。
「...今度ヒョンがサムギョプサル奢ってあげる」
俺は？僕は？という声を無視して返信の文面を考えながら部屋へ向かう。
その足取りが自分でも驚くほど浮き足立っているのが分かる。
気持ちは叶わなくたって、時間を共有できるのは嬉しい。
頼りない兄を助けてくれる弟たちに感謝しつつ、Aの顔を思い浮かべた。
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かぼす(プロフ) - alexandrite_bbcさん» お返事が遅くなりすみません...！もそもそと執筆中ですので、続編もぜひお読みいただけましたら嬉しいです〜！！ありがとうございます！ (2017年11月4日 10時) (
レス) id: 5210469033 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 続編楽しみに待ってます(*^ω^*) (2017年10月28日 2時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
かぼす(プロフ) - hiroさん» お返事ありがとうございます...！気長に見守っててやってください...！笑 (2017年10月26日 18時) (レス) id: d02a56802a (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 引っ越しは大変ですよね。落ち着くまで待ってます♪ (2017年10月24日 0時) (レス) id: 37f0a1ab89 (このIDを非表示/違反報告)
かぼす(プロフ) - hiroさん» コメント&嬉しいお言葉ありがとうございます...！！引っ越しが決まって中々更新できずにいるのですが、隙間を見つけて更新していきたいと思っているので、是非またお読みいただけたら嬉しいです〜！ (2017年10月21日 22時) (レス) id: d02a56802a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぼす | 作成日時：2017年9月10日 22時
