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広臣side
俺の両親は事故でもうこの世にいない。
兄の敬浩と弟の広斗の3人で暮らしている。
広斗なんてまだ5歳だ。
敬浩は1人で毎日休みもなく働いてくれる。
両親が働いて貯めてたお金もあるけど稼いでいかないとすぐになくなってしまう。
俺は、まだ年齢的に働けなくて稼げねぇから広斗には寂しい思いをさせないように毎日必ず遊んでた。
学校に行けばみんなが俺の事を変な目で見てくる。
だって、ピアスつけて髪の毛は遊ばせて制服もキツイのは好きじゃないから少しボタンも開けてる。
俺は両親が事故で亡くなってから変わっちまった。
そうやって敬浩から言われた。
だってこういう風に格好で強く見せねぇと寂しいし。
わざとピアスとかつけて強くみせねぇと俺、どうにかなりそう。
でもさ。
俺の隣の席のやつ。
こんな俺のどこがいいのって思うのに俺の傍に居てくれるし、女子のくせに俺が守られること多いし。
何かあったら俺に1番に駆け寄ってくれる。
俺、いつの間にか今度は俺が守ってやりたいって思ってさAのこと。
これからアタックかけていこうって思ってたけど。
広斗が熱出したりすると俺がついてなきゃ寂しい思いさせてしまうしまだ5歳だから1人は辛いから
学校を休む日が多くなってしまう。
学校を休んでも毎日考えてるのはAのことばっかりだった。
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作者名:lune | 作成日時:2020年6月4日 9時