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あれから広臣は運動会の日以来、学校を来なくなってしまった。
だから最後に広臣を見たのは頬に擦り傷があって公園のベンチに座ってたとき。
もう季節は秋が終わりそうで冬に入りそうな季節。
運動会が終わったとしてもすぐに合唱コンクールがある。
そのため練習の日々だった。
そんな帰り道。
私の家の最後の曲がり角を右に曲がった瞬間
「危ねぇだろ!」
ドンッ
「あっ、ごめんなさい!!」
曲がった瞬間に小さい男の子にぶつかってしまった。
そして注意したあとに謝ってる人。
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それは広臣。
『広臣…。』
広臣「あぁ…。久しぶり」
「臣兄ちゃん、この人知ってるのー?」
広臣「それより、曲がるときに速く走ったら危ないだろ?
まだ人だったからよかったけど車とかだったら轢かれるからな?
わかったか?」
弟くんに目線を合わせて丁寧に教えてる広臣。
「ごめんなたい。」
広臣「ん。よし抱っこしてやるから帰ろ」
『ねぇ!学校…来ないの?』
広臣「うるせぇな。俺の勝手だろ。」
すごく冷たい目で言われた。
こんなの広臣じゃないみたい。
『私は。学校で待ってるから。』
広臣「あっそ」
と言って広臣は行ってしまった。
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作者名:lune | 作成日時:2020年6月4日 9時