14 ページ14
・
遅刻して登坂くんは来たけど結局ずっと寝てて放課後担任に呼び出し。
部活へ向かおうとしたとき
担任「授業中に寝ない約束をしたはずだ。このままだと成績もやばいぞ。」
「眠いから寝てるだけだろ。学校に来てるだけでも偉くね?俺。」
登坂くんの返し方を聞いて相変わらずだなって思った。
部活も終わり、陸上部のみんなとも途中で別れて1人で帰っていると
後ろに引っ張られる鞄。
『うおっ』
「1人で寂しそうだな」
『あ、登坂くん。』
『家、こっち側なの?』
「おう。そこを右に曲がれば俺ん家。」
『えっ?!』
「んだよ。」
『そのもう1個奥を右に曲がったら私の家だから』
「俺ら、近いな。」
『そうだね、気づかなかった笑』
「俺も。」
登坂くんが曲がろうとしたとき、遠くから声が
「臣兄ちゃーーん!!」
『弟くん?』
「うん」
と言った登坂くんの横顔は寂しそうだった。
「じゃあ、、また明日」
『うん、じゃあね!』
私が登坂くんと別れてから1人で歩いているとき
「臣兄ちゃん、おかえり!!」
と弟くんの声が聞こえた。
・
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:lune | 作成日時:2020年6月4日 9時