０.１% ～続編②～《MG》 (ページ13)

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＃５６ページ13

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課長の乾杯の合図で始まった歓迎会。

私の右隣にはパクさんが座って、左隣にはマナが座った。

私達の歓迎会という事もあり、お酒をすごい勧められた。

私はこの間、失敗しちゃってるからある程度制限しながら飲んでたんだけど、隣にいたマナが潰れちゃって…

『ちょっと、マナ？…大丈夫？』

ﾏﾅ「…大丈夫～」

ﾊﾟｸ「林さんヤバそうだね。」

時間も経ってて、歓迎会がお開きになったから、私がマナを家まで送ろうとすると、

パクさんもマナの荷物を持って、一緒に来てくれる事になった。

『わざわざすみません…』

ﾊﾟｸ「いや、１人じゃ大変だと思ったから付いてきただけだよ。」

タクシーを呼んで、後部座席に私とマナ、前の助手席にパクさんが乗った。

数分後、かろうじてマナから聞き出した家に着き、マナを無事に部屋まで送り届けた。

ﾊﾟｸ「家まで送るよ」

『まだ電車ありますし大丈夫ですよ』

ﾊﾟｸ「もう遅いから、送らせて？」

『じゃあ…お言葉に甘えて』

今度は２人でタクシーに乗り込んだ。

狭い空間だからなのか、隣に座ってるパクさんに、いつも以上に緊張しちゃって、窓の外を眺めるしかなかった。

『ぁ、そこで大丈夫です。』

マンションの手前にタクシーを停めてもらって、お金を払おうとすると、パクさんに手を止められた。

ﾊﾟｸ「今日は歓迎会だったんだし、俺に奢らせて。」

『…でも、』

ﾊﾟｸ「じゃあ、今度２人でランチに行った時に奢ってよ。」

『…分かりました』

その後、パクさんが" お疲れ様。おやすみ。" と言って、タクシーは走って行った。

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