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「ちょ、蓮、待ち！」
涼太先生の花壇の前で蓮の手を掴む。
「なに？」
「や、…ぇと、」
「もぉなにっ？」
正直、しょっぴーか涼太先生に言うのが正解なんやろうけど、ここはひとつ穏便に…
「康二も一緒に行ったらあかん？」
「んー、」
蓮は顎に手を当てて考える仕草をする。
「だめじゃないけどー」
「えーの？」
「じゃましないならいいよ」
ニコ、と蓮が笑う。
慌てて引き攣ってるのを隠せてない笑顔を返して、歩き出した蓮の少し後ろを歩いた。
穏便に、穏便に…その辺少し散歩して、蓮の気ぃ紛れたら誰にも見つからんように部屋に戻れば大丈夫…
「ねー、こーじ」
「おん」
「れんのおうちってどっち？」
…言うと思った。
「蓮、お家分からんの？」
「んー、とりあえずまっすぐ！」
何や、とりあえずって！と心の声はおくびにも出さず蓮の後をついていく。
「蓮、少し座ろ？休憩」
バス停のベンチに座って促すと、蓮も素直に隣に座る。
ちょっとだけやけど肩で息しとる。
「大丈夫？」
「んッ、こーじは？」
負けず嫌いやなぁと笑うと蓮が不思議そうに首を傾げた。
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うの(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます。細々と更新していきますので暇な時はまた読みに来て下さいね!(^^)! (2022年8月9日 16時) (
レス) id: 312a545c23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 突然コメント失礼します。密かに読ませてもらっています。紫さんの出てくる作品が好きです。こぎつね、もしや紫さんもレギュラー参加の予定ですか？可愛いですね。これからも色んな短編集を楽しみにしています。 (2022年7月30日 15時) (レス) id: 06d404138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うの
| 作成日時：2021年11月1日 11時
