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「お口、あーん出来る？お、上手だね。カバさんと一緒だねぇ」
あ、とひーくんが一瞬口を開けてくれたのを見計らって喉の奥を診る。
少し赤いが酷く炎症を起こしている様子は見られない。
「ひーくん、苦しいのやだね。ラウに喉のゴロゴロ様取ってもらおうね」
「ん！や！ああぁぁ〜っ」
今まで何度もされた嫌なことを思い出してしまったひーくんは頭をブンブン振って拒否。
咳こそまだ酷くはないがこのままにしてはおけない。
「ラウ、お願い」
「はい。ひーくん、ラウのとこ来るよー？お手々パーに出来るかなー？」
「やぁだぁ！」
「はい、ピョンするよー。お手々上手にパー出来たね、えらいえらい。ゴロゴロ様いなくなるまでちょっとだけラウと頑張ろうねー」
ラウールと翔太の連携プレーでひょいと抱っこされたひーくん。
「あ、ねぇ翔太」
処置室に着いていこうとした翔太を呼び止める。
処置室からはひーくんの泣き声と喘鳴と興奮して出始めた咳が聞こえる。
「ん？何？」
「痰吸引してもらってから、ネブライザーしてね。もし8.5℃を超えたら熱冷ましの坐薬使っててあげてね。炎症を抑える飲み薬と追加で吸入も出しておくね」
「それだけ？ん、わかった」
翔太は処置室の方を窺いながら返事をする。
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うの(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます。細々と更新していきますので暇な時はまた読みに来て下さいね!(^^)! (2022年8月9日 16時) (
レス) id: 312a545c23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 突然コメント失礼します。密かに読ませてもらっています。紫さんの出てくる作品が好きです。こぎつね、もしや紫さんもレギュラー参加の予定ですか？可愛いですね。これからも色んな短編集を楽しみにしています。 (2022年7月30日 15時) (レス) id: 06d404138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うの
| 作成日時：2021年11月1日 11時
