あべちゃんせんせーのカルテ・2-1(緑＋青黄) ページ4
ここはいわゆる町のお医者さん、素能総合病院。
今日も騒がしい患者さんがやって来ます。
「渡辺照くーん、どうぞー」
看護師のラウールに呼ばれて入ってきたのは、高校生のお兄ちゃんの翔太に抱っこされたひーくん。
泣き虫な4才の男の子。
「ちゃーす」
お兄ちゃんの翔太は軽い調子で挨拶し丸椅子に座る。
照君はというと、翔太の上着の胸のところに顔を埋めてコアラ状態。
「こんにちは、ひーくん。せんせーにお顔向けれるかな？」
「んーッ、ん、」
ギュッと翔太の上着を掴んでますます頑なになってしまう。
その背中は忙しなく上下し、聴診せずとも微かな喘鳴が聞こえる。
「なんかー、ちょっと前から鼻声だったんだけどー、昨日の夜ご飯戻しちゃって。でー、そっから喘息出て、でー、そしたら今朝から熱上がっちゃってー」
高校生の翔太が代わりに説明してくれる。
「うんうん。あー、今8℃超えちゃってるのね。ひーくん苦しいねぇ。そのままでいいからちょっとだけ先生にもしもしさせてね」
背中からステートを潜り込ませるとピクンと体が跳ねた。
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うの(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます。細々と更新していきますので暇な時はまた読みに来て下さいね!(^^)! (2022年8月9日 16時) (
レス) id: 312a545c23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 突然コメント失礼します。密かに読ませてもらっています。紫さんの出てくる作品が好きです。こぎつね、もしや紫さんもレギュラー参加の予定ですか？可愛いですね。これからも色んな短編集を楽しみにしています。 (2022年7月30日 15時) (レス) id: 06d404138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うの
| 作成日時：2021年11月1日 11時
