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「いやいや…にわかには信じられない」
「そう?」
ふっかは何でもないことのように首を傾げる。
「あ、そっか。こーじー!だてー!」
思い出したようにシェアハウスの住人を呼ぶふっか。
「あいよー」
「どうしたの?」
2人がリビングに来る。
ちなみに全裸のピンク頭には無反応。
「ちょっとこっちおいで?」
ふっかは2人を引き寄せ口づけた。
POM!と再び変な効果音がして、茶トラとグレーの毛並みを持つ2匹の猫が現れた。
「こっちがこーじで」
と茶トラの猫を撫でる。
「こっちがだて」
とグレーの猫を撫でる。
「は?!はぁ?!意味分かんない!!」
ふっかは困ったように笑って頭を掻く。
「俺ねぇ、ワンエイスなの」
「は……?」
「俺はね、猫にはなれない。だけど猫を人間の姿にしてあげられる。もちろん戸籍はないから普通に働いたり出来ないけど。でも、愛する人と一緒にいられるようにはしてあげられる」
「え?ちょっと、待って待って?」
「阿部ちゃん、言ったよね?病めるときも健やかなるときも…」
「いやいや…おかしくない?」
「俺聞いたよね?」
ふっかが眉をひそめる。
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作者名:うの | 作成日時:2021年10月23日 18時