11 ページ12
体温計が表示した数字は37、7。
「微熱だよ、大丈夫。」
どうなのかよくわからず頭を捻っていると大貴が体温計を覗き込んで言った。
「眠れてるから冷やさなくてもいいよ。寝苦しそうにしてたら冷凍庫の保冷剤、首元に当ててあげて。多分、傷からきてる熱だと思うから。」
知らない、なんて言ってたくせに詳しくわかりやすく教えてくれるあたり、やっぱり大貴だ。
「さんきゅ。」
「・・・てか兄貴、この人お金ないって言ってたね。」
「え、」
「ちゃんとした職に就いてるかも怪しいし。そもそも名前も知らないんでしょ?」
「あ、・・・」
そういながらも冷えピタをおでこに貼ってやっている。
「・・・ま、いっか。」
大貴が諦めたようにため息をついた。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←10
132人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うの(プロフ) - みるみるみるきーさん» ありがとうございます(^^)とりあえず不幸のどん底に突き落とされる伊野尾氏を書きたいと思い立ちまして…w楽しんでもらえるよう頑張ります(*´д`*) (2017年11月19日 12時) (レス) id: 3d74acb6bc (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - うわーー!!うのさん!お久しぶりです!!なんとも、おやおや?どーした?どーなる?なにがあったのー?と、とても続きが気になります。 (2017年11月18日 22時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うの | 作成日時:2017年11月18日 21時