【短編集】太平洋野球連盟

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つづきだお





入学して、1ヶ月が過ぎようとした頃。


各クラスメイトが役割に就いたので、出席番号順の初期体制から席替えをした。



俺の隣は…Aで。




その頃からAは、クラスの中では勿論、他のクラスまで名前が伝わっていて、所謂“高嶺の花”という存在へと成ったので、隣の席が俺なんて、なんか、反感を買われそうで自分が此処にいて良いのか…まで考えた。



俺なんて、所詮幼馴染ってだけだし。




でも自慢してみたい。

「“高嶺の花”のようなAと幼馴染だ」

って。



『どしたの大樹。表情筋緩めちゃって』

「えっ、」


そんなに俺にやにやしてたのか…



『大樹のわらってるかお、新鮮だ』

って顔を覗き込んで微笑むAに胸が痛む。





−− 所詮、幼馴染なのに。





ーー ーー ーー ーー ーー ーー ーー ーー ーー
リクエストして頂いたものです…！

如何でしょうか…？？

( ちょい切ない感じになっちゃったけど )


ここで言うのもアレですが、『ここでキスして。』の方を少し更新しました。

驚かせてしまったら申し訳ありません。

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