【短編集】太平洋野球連盟

▽ E8 ページ17

◐

お友達のお名前設定したほうが楽しめる(？)
作品となっております。

謎の悪ノリが少々。




◎ You side




「A〜！(人2)ちゃんの好きなタイプ教えて〜！！！」

『少なくともきみではないよ〜？？？』





「A〜！(人2)ちゃんの盗撮よろしく〜」


『事務所(？)からNG出てるから無理かなぁ』





私。AAは(人2)と仲が良い。


その為、よく(人2)狙いの男子たちが私を経由して(人2)の情報を得ようとしてくる。




ここでひとつ、気にくわない点が。



それは、男子たちがどさくさに紛れて

「Aちゃ〜ん！連絡先教えて〜！！！」


と言って来ないことである。


つまり、これまでの依頼が全て(人2)に関連しているものだった…ということ。




確かに、(人2)は可愛い。

だけど、少し気にくわない部分もある。



いわば嫉妬。人間だもの。こんな感情もわき出てくる。





ある日、とある同級生らしき人が私を訪ねてきた。



クラスメートの誰かが、

「Aちゃ〜ん！辰己が呼んでるよ〜！！」


って。



その“辰己”って人は、今まで同じクラスになったことのない、はじめまして的な存在だった。



どーせ(人2)のことだろうな…そろそろ悲しくなってきちゃうな… とか思いながら、騒がしめの昼休みの廊下へ出た。





「あの、辰己です。(人2)のことではないんだけど、ちょっといいかな？」


『どう、されましたか？』




「どうやら俺、貴方のことが気になって仕方がないようです」


『…へ？』


意味がわからない。



『でも私は、(人2)よりも劣ってます

それなのに、何故…？』





「誰かがあんたのことを何も言って無かろうが、
好きになった人のことは可愛くて仕方がないんよ…」


『あ、ありがとう…？』





「返事はいつでもいいから、頂戴」


『わかった…』




家に帰ってからも、何をするにも辰己のことが頭でいっぱいだった。




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リクエストありがとうございました🙇🏻‍♀️

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