【短編集】太平洋野球連盟

▽ F68 ページ12

◎You side




友人と2人で、「自販機に行きたい」と、自販機まで歩いていると。


「Aさ〜ん！会いたかったです！
今日も可愛い！格好いい！好きです！もはや愛してます！！！！」


ヤツの予感はしてた。だって毎日何処かしらで会うもの。


コイツ…石川亮は私の一学年下だ。


物心ついたときからこうやって私のことを遊んでくるようになった。

それが本気か冗談かはわからないが。



『はいはい、お世辞は程々にね』

「へへ、可愛いですね」

『会話続いてないから』



「ね〜亮、センパイ引いてまっせ？
おまえそろそろ嫌われるよ？」

「あ〜…もう、俺と先輩、良いところだったのに〜…

まあ、嫌われたくないからもう戻りますよ」




亮の友人に感謝。

亮と別れてから、わたしは『はぁ』とため息を吐いた。



「なんであんな態度しちゃうの〜両想いなのに…」


友人は何かと私と亮のことに真剣になってくれている。(？)


『あれは可愛すぎる亮がわるい。あざとい…』

「ねぇあなたも会話になってないけど…」



『あんなに好き好き言わないでよ。その気になっちゃうじゃん！！！』


高ぶった気持ちのまま、勢いよくいちごミルクのボタンを押した。

……あ、ミスった。今日はコーヒー牛乳の気分だったのに。




要約すると、私も亮のことが好きみたい。





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リクエストしていただいたものです！

ありがとうございました👍️👍️👍️



後輩×先輩 の絡み良いよね。作者も好き。

でも同級生しか勝たん✊🏻 (？)

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